木曜日, 11月 20, 2008

My Fair Lady - Julie Andrews & Rex Harrison

  • 今、My Fair Lady - Julie Andrews & Rex Harrisonというアルバムを聞きながらこのブログを書いている。
  • My Fair Ladyは確か高校の時だったか、オードリーヘップバーンの映画を見て、その後すぐにペンギンブックスの本を買って、読んだのを覚えている。英語の本を自分で買って一冊読んだのは始めてだったのではないかと思う。私にとって記念碑的な本である。
  • 英語は辞書を引きながら、日本語に置き換えていって何とか理解するという読み方しかできなかった私が始めて辞書を引かずに、とにかく前から読んで、そのまま理解するという方法を実践できた最初である。勿論、映画の記憶があり、ストーリーが頭に入っているから、「ああ、あの場面はこう言っていたのか」という感じで情景を想像するのではなく、思い出すだけであったのだが---。
  • このアルバムは映画の時の、オードリーヘップバーン版ではなく、その前のジュリーアンドリュースが演じていたブロードウェイ版のものである。しかし、配役はオードリーヘップバーンに代わっている以外はかなり共通なのじゃないかと思う。映画とそれほど違っているいるという違和感はない。
  • ロンドンの下町のコックニーアクセント丸出しの花売り娘、イライザの言葉を直して、舞踏会にデビューさせるという話で、音声学の話も興味がもてたし、バーナードショーのピグマリオンの原作のストーリー(イライザがヒギンズ教授とではなくフレディという若者と一緒になる)に納得できないとして書き換えたアラン・ジェイ・ラーナーの話も大変面白かった。
  • そして、歌もよかった。これを、iTunesで見つけて思わず買ってしまった。ジュリーアンドリュースの歌は勿論よい。このジュリーアンドリュースを映画の時に変えてしまったのだから信じられないような話だ。しかし、それで大役をもらったオードリーヘップバーンも人気が上がったし、ジュリーアンドリュースもこの役を取られた悔しさをバネにますます大女優になったそうだから、2人にとっても大きな意味をもった映画なのだろう。
  • このアルバムのおかげでいろいろなことを思い出した。よい買い物であった。

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