月曜日, 6月 13, 2016

藤山直美と香川照之のインタビュー


  • NHK Eテレでやっていた藤山直美と香川照之の対談を見た。
  • 見るたびお父さんの藤山寛美を思い出させる藤山直美と、俳優としても歌舞伎役者としても、スポーツ芸能評論家としても濃い表現を味わわせてくれる香川照之が芝居論を戦わせたもので、初めから引き込まれた。
  • 2人とも、親からもらった遺伝や環境、そして成り行きで、役者となったのだろうが、四六時中芝居のことを考えていることが、2人の演技を丁寧に挟んで伝わるように構成されていた。藤山直美が今一番対談したいのはこの人と指名したそうだが、初めから2人の波長が完全に合っていて、やりとりの密度が濃い。共演した時に感じたこと、ちょっと普通とは違うやり方に、誰もやらない特徴を見出してその意味を確認したり、対談そのものにも、絶妙の間があり、視線を捉える動作が入ったりとか、ここちよい芸にもなっている。
  • 残っているのは、香川照之が「自分は準備を完全にやらないと怖くて仕方がなくて、てってき的にやるし、それは苦にならない」と言ったのを受けて、藤山直美が反応したことだった。
  • 「鍛錬、訓練を普通にやれる人が好き。鍛錬訓練は努力ではなくて、役者の場合、箸の上げ下ろしと一緒で普通の事」とまったく同意した。藤山直美はさらに、「すごい頑張っているんやと言う風に考えると、私が私に恩着せがましくなる。恩着せがましくなると、お客さんが拒絶しはる。よく直美さんは何でもできるんですね、と言われるが、何でもできる人なんているわけない。鍛錬訓練を見せる必要はない。でも鍛錬訓練をしっかりやることが、これからものすごい重要となってくる。」と言葉を尽くして言い足していた。まるで新人に向かって言っているような言葉だが、これだけ役者に打ち込んで、技術、気構えが最もできている人の前で言っていることがすごいと思った。「他人に何か伝えたいことを伝えるためのパーフォーマンスはこういうものなのなんやで、知っときや」、と叱られたような気がした。

月曜日, 5月 16, 2016

谷中にある外国人向け観光案内施設、YANESEN


  • 谷中に外国人向け文化体験・観光案内施設のYANESENという小さなツーリストセンターがある。割とたくさんの種類の文化体験プログラムが準備されている。できて5年になり、海外から直接申し込む人も増えてきたそうだ。
  • 通訳案内士の資格もとったことだし、時々文化体験プログラムの一部をお手伝いを始めた。
  • 海外からの旅行者が、興味深くプログラムに取り組むところに出会えるのもなかなか興味深い経験だ。旅行ツアーなどに参加している旅行者を連れてくるガイドさんとか、文化体験の先生だとか、私と同じようにYANESENの活動に関わっている通訳などの方等、多様な人に合えるのもなかなか面白い。
  • 谷中、根津、千駄木というのは、お寺、神社、武士や職人等が、近い場所でそれぞれ自分達の文化をもって暮らしていた町で、漱石などの文豪も住んでいたし、今では食べ物の店が列の長さを競っている。どんなものがあるのか、探りながら面白いことがあったら、書いてみようと思う。

水曜日, 3月 30, 2016

サッカー日本代表 シリア戦

  • 終わってみれば5-0の完勝であったが、ずいぶん苦しい試合だった。この試合では、香川がやっと日本代表で本領を発揮し始めるきっかけとなる試合だったのではないだろうか。最後の点を除いて、最初の得点から4点目まですべて香川が絡んでいた。これまで、代表戦になると完全燃焼できない状況だったから、このきっかけは大きい。
  • 前半から、いいチャンスをたくさん作っていたが、決められない。シリアもあまり引くのではなく、あたりも強かったから、あわやという場面もいくつもあった。
  • 中盤でボールを失った時にカウンターを受け危ない場面があったところが、課題だと思う。ただ、攻撃のリズムは非常によかったし、中盤もよかった。あらはたくさんあるだろうが、やっと代表の目指しているところが見えてきたような気がした。
  • 次は6月のキリンカップまで試合がなく秋にはアジア最終予選が始まる。戦力、層の厚みとも、これまでよりいい状態にあると思うから、いつどこまで調子を上げられるくかだろう。しばらく試合が少なくて、残念だ。6月まで楽しみに待とう。

月曜日, 3月 21, 2016

通訳ガイドの研修(東京)を受けてきた

  • 2月に大阪で受けた通訳ガイドの研修。東京でも同じ研修があったので、東京でも受けてきた。大阪との違いは実習で回る観光地が変わるのと、講師が入れ替わるところ。今度の研修についても少し感想を書いておく。
  • 1日がバスでの実習、他の日が座学なのだが、座学の日も3分の1が研修生がプレゼンをして講師がそれに対してコメントをつける形の実習になっている。10人あまりのグループでプレゼンの実習をやるのだが、その時の講師が幸運なことに、先日講演を聞いた谷田さんだった。実習生のプレゼンに対して指摘された点は、実習生がふれた日本文化などの内容について、その背景について説明を加えて、こういう説明を加えると興味深くかつ分かりやすくなるというように掘り下げ方を解説してくださったところだ。ある程度の人数の実習生を限られた時間で対応するため、話の方向性の示唆というぐらいの感じだった。バスでの解説の時には、もっと長い時間だったので、ある程度まとまったガイドが聞けた。例えば、建て替えを待っている国立競技場の前では、新競技場のコンペの顛末を話題にし、コンペで斬新なデザインのザハハディドの案が選ばれたのだけれど建設費を計算してみると、2billion dollarsを超えることがわかった。北京やロンドンオリンピックの場合は500million dollars(?)だったから、これはどうかということになった。森前首相、オリンピック組織委員会長は、「問題ないお金を惜しんではいけない」と言ったんだけど、安倍首相は、再コンペとした。というような話をされた。話に使った情報は、ザハハディドのデザイン、建設費の額とその大きさの目安、それに対する大会委員長と首相のコメント。この3つのうち前の2つは使いそうだけど、森さんと安倍さんのスタンスや対応を示すのは面白いところだ。きっと、建築などの設計等様々なプロジェクトの動向に関心のある人や政治家の言動の側面に焦点をあてると、話がいきいきとして弾みがついてくる。また、浅草寺の歴史についての説明では、漁師の兄弟が小さな仏像を見つけ、村長が自宅を寺に建て替えて供養したという後、勝海上人が来て、円仁が来てというあたりの話を、仏像が見つかったという話を聞きつけて都の偉いお坊さんが来て、次には、日本の仏教の最高の学門所のある比叡山延暦寺の一番偉い人が来て、お寺が整備されたというような、当時物知りの長老がしてくれるような感じの話にしてあった。また、旅行者にはしなくていい話として、研修生には、「当時は実際には朝鮮から来た技術者などが既にたくさんきており、その人達は自分用に小さな仏像等を持っていた。だから、そういうものがこんな形で拾われるということは起こり得ることであったらしい」という解説をしてくださった。こんな話は、歴史の専門家、研究家などの訪日客に、受けそうな説明だろう。
  • 講師も素晴らしいが、研修生の質も高いと思った。これまで、通訳案内士の試験を受けようと学校では、ガイドそのものの経験をもった人にはほとんど会わなかった。ところがこの研修では、すでに日本語での添乗業務をされている方、10年以上も海外で育った帰国子女というように、プロではないがアマチュアとしては立派なガイドが務まる人もいた。そういう人は仕事を始めるため必要な資格として試験を通過し、仕事を始める一過程の訓練としてこの研修に参加している。私のように、能力を挙げて通訳ガイドの仕事のレベルに到達させることが目標ではないような感じがした。そういう人は、身につけたいろいろな実践的能力をもっているので、その技術、能力そのものが勉強になる。
  • いずれにしても、密度の濃い体験だった。終わって2,3日、やっと日常に戻った気がする。

火曜日, 2月 23, 2016

通訳ガイドの研修を受けてみた


  • 先週の木曜から日曜まで(2/18−21)、GICSS研究会通訳ガイド&コミュニケーション・スキル研究会)の開催している新人通訳ガイド研修を受けてきた。「資格があるだけでは実務はできません。実務知識と使える技術を習得しましょう」とGICSSのホームページで紹介されている。通訳案内士資格をとっただけの私のような者にとっては実際にガイドをやろうとしたらどうしたらいいのか、戸惑うばかりというのが実情で、頼みの綱とも言えるような機会だ。
  • 内容の濃い研修だった。講義(旅行業界専門用語、団体行動の先導、京都奈良ツアーの講義等)やガイドトークの演習があり、土曜日は朝から貸し切りバスで京都奈良の現場実習まで色々あってどんどん目先が変わる。知識を詰め込んだら、すぐアウトプットする機会がやってきてフィードバックされるので効率がいい。ついていくのが大変とも言えるが。
  • 講師は、実際に活躍しているバリバリのベテランガイドの方達。日々トークを披露している方の話が面白くない訳がない。一日の講義で、少なくとも4、5人のベテランガイドが入れ替わり立ち替わり話をしてくれるのだから、これらの方達のガイド費用を考えると、途方もなく贅沢な環境での研修だと思う。現場研修で一緒に回って、ガイドする立場にたって磨かれたガイディングを体験すると、実際レベルのスキルに達するために相当場数が必要だろうと痛烈に感じられた。
  • 最終日の午後に、コンペスタイルの実習があったのだが、事情で午前迄しかこの研修に参加できず残念だった。だが、東京でも同様の研修があり、3月に参加してみる予定なので、その時にはコンペにチャレンジしてみたい。

水曜日, 2月 10, 2016

通訳案内士

  • 受験していた通訳案内士試験合格の知らせが今日届いた。
  • 製薬の仕事で海外のメンバーと仕事をしていたが、特に英語の通訳やガイドの仕事を専門にしたことがあるわけではないので、面接試験の準備は、英語の学校が役に立った。
  • これを活用して仕事に結び付けたい。早速今月から活動するので、少し書いてみようと思う。

日曜日, 1月 31, 2016

サッカーU-23代表、韓国に勝つ

  • 試合では、中盤の運動量で韓国にペースを握られた感じで、2点のリードを許し苦しい展開。後半、浅野を投入してから彼のスピードを生かした裏へのパスが奏功して2点、矢島のヘッドもあり3-2で勝利。これ以上ないようなスカッとした逆転だった。
  • 後半になって、飛ばしてきた韓国が体力的にきつくなってきたところへ、浅野の持ち味を生かすパスが決まった。手倉森監督の起用と選手の戦術の理解がマッチしたものだろう。
  • 試合が終わって、すぐにインタビューに現れた手倉森監督が会心の笑みを浮かべていたのが印象的だった。途中までゲームプランが思い通りいかなかったが最後に、投入した選手が大活躍したのだから当然かもしれない。
  • 韓国は、イラクやサウジと違って、中盤を早くつないで組み立てる。この点で、中東勢より韓国の方がチーム力はあるのじゃないかと感じた。今回は体力が持たなくなってから、日本の裏へのスルーパスが見事に決まったが、またこれからは韓国も日本の新しい特徴を知って裏へのスペースを消すような対応をとるだろう。日本の組み立てを早くできるよう、もう一段実力アップしてほしい。
  • こういう試合は見ていて気分を高揚させる。最高のゲームだった。