日曜日, 3月 30, 2008

就職の時期こそ本を読んで欲しい

  • シュウカツ(就職活動)真っ最中の長女が内定をもらったとの報告で帰ってきた。
  • 夕方に帰ってきて、家族で食事をとってそのまま下宿先に戻ってしまうとは忙しいことである。内定は一つではないようなので、まだ懇談会等に出てこれから考えるようだ。まあ、元気で大学の研究室に出、東京、大阪と就職試験に動き回っているようで張り合いをもっている。親としては、もっとじっくりやった方がいいのではないかと思わないでもないが、精一杯行動していることに小言をいうわけにもいかない。励ますことができるだけである。
  • 就職する時期が自分の生き方を考える時期ではないかと思う。今考えていることが、2,3年後に振り返ってどう変化しているか、その頃に聞いてみたいものだ。また、食事をしながら、一緒に話していた妹達はどんなことを思っているのだろう。
  • 私は、大学を出てから5年間大学院に行ってから、企業に就職した。大学にいる頃は研究者になるつもりでいたが、OD(オーバードクター)が溢れている周りを見て方向転換した。企業といっても研究所なのだが、そのころは、研究者の世界からビジネスの世界に出るのだという緊張があったものだった。城山三郎の企業小説を真剣に読んだ。
  • そういうことを考えていたせいだろう。昼過ぎの散歩に出たとき、新潮文庫の新刊「本当に生きた日」(城山三郎)を買った。

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