日曜日, 5月 18, 2008

いつか、こんな本が書けたら

  • 雲の楽しみ方」という本を買って時々読んでいるが、雲の種類、成因は奥深い。
  • 雲は水滴や氷からできているということは誰もが知っているが、どういうメカニズムでどんな雲ができるのかとか、どのくらいの高さにできるのかという基本的なことも、大概の人は知らないだろう。
  • また、雷雲として有名な積乱雲は入道雲として知っていても、空一面に広がる陰鬱で単調な雲も、その高さによって、層雲、層積雲、層乱雲等の種類の異なる雲があり、それぞれにでき方、雨を降らせるかどうか、変化の仕方など違ってくる。そういうことには、誰も普通注意を払わない。黒い雲だと、それだけでじっくりみる気もおこらない。
  • 晴れた空に浮かぶ、丸っこい雲、動物の形をした雲等はみていて飽きない。白いかわいいウサギが低いところを流れてきた灰色の雲に隠されていき、また灰色の雲が通り過ぎて表れてくるというような変化は小学生の頃、長い間じっと眺めていた気がする。
  • また、空高く、うろこのような雲が広がり、沈みそうな夕日に照らされてとても表現できないような、凄みのある赤に染まり、何かすごいことが起こるようなそんな、気持ちがざわざわと乱れてくる経験は誰でもある。
  • 雲というのは、地球の神秘と人間の気持ちにも影響を与える、自然の造詣だ。それを、科学、文学、探検心等、いろんな面を含んだ高級なエッセイにして、知識を授けてくれる楽しい本だ。

0 件のコメント: