金曜日, 11月 30, 2007

あと3年で、世界は江戸になる

  • 浜松町の本屋さん「dan」で「新「風流」経済学 あと3年で、世界は江戸になる!」(日下公人)を見つけた。Edyを使おうと思ったら使えなかった。本屋さんでEdyの使えるところは少ない。
  • 1970年頃、工業国として世界に登場した日本は、2010頃から、世界最先端の文化国となると日下さんは予言する。そのときの日本は、今の日本ではなく江戸の文化・文明、ライフスタイルが生活に浸透した江戸に復古した日本である可能性が高いそうである。
  • 日下さんは、江戸がいかに進んだ都市であったかを説明している。明治維新ですぐ40年ぐらいで欧米に追いついたのも、もともとそんなに遅れていなかったからと言われると、確かにそうに違いない。アジア諸国が欧米の植民地となるなか、日本が独立を保てたのも、吉田松陰に代表されるような気概を日本人がもっていたからというのはその通りだと思うが、高い文明を持っていなければ無理な話である。
  • 江戸が生ごみを肥料として使っていたリサイクル都市であり、浄水、下水の整った清潔な都市であったこと、治安が抜群のよかったこと、工業製品に美意識をもちこんでいる等々、日本人が自信を持てる話が次々展開される。
  • 江戸時代は封建的で息苦しく遅れた社会であったという思い込みを捨てて、発想を変えるべきであると感じた。

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