日曜日, 11月 12, 2006

アテンション

  • まず本を見て「アテンション」という題名から中身がもうひとつよくつかめなかった。読み始めて少しずつ論旨がつかめてきた。誰にも平等に与えられているが、その重要性に気がつきにくいといわれるものに時間がある。これは無自覚に時間を浪費してしまうことをいましめたものだが、そのことにも関係がありそうだ。現代社会には情報があふれており、個人が十分に扱うことができない量の情報が届けられている。情報の受け手側からすると、十分注意しないと必要な情報を見落としてしまう危険性がある。また、情報の届け手側からすると、十分に配慮された情報の届け方をしないと見落とされるかもしれないし、注意(アテンション)をひきつける工夫をしないと誰も注意を払わないことにもなる。限られた時間で人がキチンと考え対処できる事はひとつであり、そのため情報を選択するにはまずターゲットとする人に届くことが必要である。情報に注目する「アテンション」は考察に値するテーマであるということだ。
  • 「アテンション」(トーマス・H・ダベンポート/ジョン・C・ベック著、高橋智弘/岡田依里訳)を読み始めたが、なかなか先が読めない。著者らはこれから何を言おうとしているのか。重要な課題であるように思うが、どんな卓見があるのだろうか。また読み終わったら書いてみることにする。
  • 豆乳鍋、うどん

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