金曜日, 2月 16, 2007

ゲノムネットワークプロジェクトの公開シンポジウムで

  • 東京出張で会議が午前で終わったので、この機会を利用して、お台場(国際交流会館)で開かれたゲノムネットワークプロジェクトの公開シンポジウムを覗いてみた。
  • ゲノム研究もシーケンスが決定され、DNAに記載されている情報がどのように発現して(お互いに調節し合って)機能を発揮しているかを調べる状況となっている。林崎先生の、ゲノムの大部分がRNAに転写され、RNAが機能発現の調節に重要と考えられるという状況に対応する解析システムの話や、五條堀先生の、ゲノム情報発信のプラットフォームの整備(Webからこのプロジェクトの成果が利用できるようになるという)話等があった。後半では、ゲノムデータを利用した転写システムの具体的な研究報告であった。転写システムでは、軟骨分化と性決定に関与するSox9、脂肪細胞・骨芽細胞分化に関係するPPARγ等のネットワークのクロストークの話、ステロイドの応答因子のクロストークの話等であった。
  • ここ数年勉強していないので、研究の流れを知るには良かった。途中休憩で、去年の春まで一緒にプログラムオフィサー(文科省関連の研究費の関係)の仕事をしていたS氏とバッタリあった。私は春に仕事を離れたので、現在も続けているS氏に現状の話を聞いた。研究費の性格が政策的な面が強化されているとのこと。女性研究者、地方の特色を生かした(?)研究、アジアとの共同研究等、アジアはインドを対象にしたものが多いとのこと。プログラムオフィサーも学術的な面がわかるだけでなく、政策面もわかる人が必要なのではないかといった話がでているそうだ。だいぶ、変わってきたのかもしれない。
  • ご飯、シシャモの南蛮漬け、納豆、大根の煮付け、鰆の塩焼き

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