金曜日, 6月 13, 2008

アメリカの住宅事情とお湯(半分想像の話)

  • 日下公人氏のnikkeiBPnetの記事「ファンドという「福袋」にだまされる日本人」に、サブプライムローンの背景にあるアメリカの住宅事情が書いてあった。前にかいたアメリカのお風呂の話の背景に関係しそうなので書いておく。
  • 氏によると、米国で一番安い住宅は「タウンハウス」と呼ばれるもので、隣同士が引っ付いている家だそうだ。2軒で1本のパイプを共有しているので、隣の家が風呂に入っているともう一つの家ではお湯がでない。そういうのが漫画や映画に出てくる。そしてこのタイプの家は、ほとんどが借家だそうである。
  • サブプライムローンで問題となったのは、これとは違って「デタッチドハウス」と呼ばれるもの。それは、見た目は「タウンハウス」のように引っ付いていない。「だから借金してでも買っておけば、いずれ値上がりします」と言って、米国の金融機関は積極的に融資したんだそうだ。しかし「デタッチドハウス」は、わずか50センチメートルくらいしか隣と間が空いていない。そして「タウンハウス」と同じように、パイプは共有(←ここが重要)。
  • 氏の話は、「こんなものを金融商品にしたてて売るという道義のない国、アメリカのやり方を「新金融技術だなどといって信用してはダメですよ」と続く。
  • 日下氏の本論は日経BPネットにあたっていただきたいが、私が、「はあ」と思ったのは、アメリカ留学中、アパートの管理人に文句を言いに行った時の、管理人の強い反応に関係するのではと思ったからだ。
  • この前このブログに書いたが、在米中住んでいたアパートではお湯がたくさんでないのでお風呂に湯をためることができなかった。そこで管理人さんに、なんとかならないのかと言ってみた。そしたら、少しぐらい相談にのってくれるかと思いきや、お湯を溜めて入るなんて贅沢だ、みたいなことを強い口調で言われたのだ。その時、確か、「このアパートのボイラーは一戸に一つづつ付いている。十分なはずだ」というようなことを言ったはずだ。たぶん、こころある住宅関係者は、お湯が十分使えるというのが本当に質が高いことを示す指標だというような意識があったのではないか。パイプが2戸で共有の「タウンハウス」や「デタッチドハウス」の設備の貧弱さの問題を感じているという背景があったのではないかと思った。
  • 会社からお金を出してもらって留学していた私たち家族は、そんなに悪くないアパートにいたと思う。管理人さんは、一戸建てで売っている「デタッチドハウス」のような家では、お湯は2軒共通である。このアパートは貸家なのに、もっと上等なのだと言いたかったのかも知れない。このへんのところは、アメリカにいる間にもっといろいろ聞きたかったが、つたない英語と貧弱な付き合いしかなかった私には、本当のところの相場感はわからない。機会があったら、アメリカ人に直接聞いてみたい。

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