土曜日, 1月 20, 2007

あるある大辞典で捏造

  • 先週だったか、スーパーへ買い物に行って納豆の棚が空になっているのを見て驚いた。家内が「あるある大辞典で納豆でやせられるという放送をしたから」と解説してくれた。その後今でも納豆は品薄となっているらしい。
  • なぜ、こんなことになったかはニュースでご存知であろうが、簡単にまとめると、
  • TV放送では「(1)1日2パック(2)朝晩食べる(3)よく混ぜて20分放置してから食べる、と紹介。20代から60代までの男女8人にこの方法で2週間食べてもらった結果、ある男性は3.4キロ、女性は2.9キロなど全員の体重が減ったとの結果を報告した。(朝日新聞から)」という内容だったらしい。ダイエット効果がでるまで、2週間頑張って食べ続けているからということのようだ。
  • さらに続きがあって、今日のニュースでこの放送の中で紹介された中に捏造データが含まれていたという。
  • TV放送で紹介されたデータの個々について論評できる情報をもっていないが、私の感覚では「そこまで有効なの」と?である。納豆を買った人達はどこまで本気で信じたかはわからないが、少なくとも行動だけみれば放送内容を盲信したわけで、少々恐ろしい気がする。行動につなげるにはもう少しデータを客観的に判断してもらいたいという気がする(それだけ番組に説得力があったのかも知れないが)。
  • ちょっと飛躍しているかもしれないが、科学技術への日本人一般の反応には、危険の少ないものに対しては都合よく信じるが、遺伝子改変食品、ES細胞の応用というような潜在する危険性がすでに指摘されているもの対してアレルギー反応を起こして思考停止する。どうもそういうような両極端な反応があるような気がする。本当はどちらも「絶対安全」や「絶対危険」等ということはなくて、自然におこる突然変異や遺伝子組み換え等を利用して品種改良などしてきたわけで、どこまでやればどのぐらい変化が起こるだろうな等という常識的判断がもっと進化すべきであるはずだ。「あるある」では学説を紹介するだけでなくちょっとした実験をしている。そのこと自体は良いのではないか。ただ、その実験を盲目的に信じるのではなくて、実験の仕方、データについて、番組で議論するくらいの方が面白いのではないかと思った。

  • バラ寿司、ホタテ刺身、焼き魚(赤魚の粕漬け)、ミンチかつ、もずくスープ(夕食)

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