火曜日, 5月 18, 2010

Reunion(Smithies & Maeda Lab)

  • この前の日曜日、Oliver Smithies、前田両先生を囲んで、研究室の日本人留学生の同窓会があった。Smithies先生がISHR(国際心臓研究会)で招待講演をするため京都に滞在している機会に設定されたものだ。
  • 研究室に留学した日本人はこれまで11名ぐらいになるそうだ。今回のReunionには、9名が集まった。皆の話を聞いているといろいろなことを思い出した。まだ研究室に残っている人たち、いろいろな研究室に仕事を見つけて出た人たち。前田先生が我々の質問にすべて答えてくれた。
  • Oliver Smithiesのお年を改めて尋ねた。現在84才。来月85才になるという。われわれの話を聞いていて、さすがに混乱するし誰が誰かわからなくなる。名刺に研究室に滞在した年と研究テーマを書いて一枚ずつ提出せよと。対応の仕方は13年前に研究室にいた時と同じだ。この年まで、好きな研究に打ち込み、ノーベル賞の栄誉も得て奥さんが公私の生活を支えてくれている。何と幸せな人だろう。
  • 誰かが「講演のペースはどれくらいですか?」と聞いた。毎月1回くらい。海外で何カ所かまとまって行くのは3ヶ月に一度くらいとのこと。最近は奥さんの前田先生と一緒に行くことが多いとのこと。ひとりで行くと、飛行場から真っすぐ会場へ行き、飛行場へ真っすぐ戻ってくる。それでは面白くない。前田先生と行くと、どこかの観光にも足を伸ばすことになって会話もできてよいとおっしゃっていた。
  • Chapel Hillのご自宅はゲストの部屋を作ったそうだ。セルフサービスでいいなら泊まっていきなさいとのこと。児玉先生(先端研)が泊めてもらって科学放談をしたと話されていたのはここのことだろうか?
  • ご自分の研究だけでなく、研究仲間や一緒に研究をした弟子達との時間も楽しみたいとのお考えのようだ。先生の独創性は人の話をじっくり聞くところから磨かれた部分もあるのかもしれない。

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