火曜日, 12月 01, 2009

経営の設計学

  • 宮田秀明さんのセミナー「経営の設計学」を聴講してきた。
  • 宮田さんは日経ビジネスオンラインの記事を読んで存じているだけである。文章から受けていたイメージでは、かなり断定的に言い切るようなしゃべり方をされるのかと勝手に想像していた。しかし、講演後の質問に対する態度を拝見して、相手の言うことをじっくり聞きその意見を十分に聞き取った上で、その意見にそう形で自分の主張を明確に表現される方だなと改めて懐の深さというか、経験の豊富さを感じた。
  • 今後の世界的な競争は、要素技術の勝負だけではだめで、システム化、マネジメントの勝負だ、というお話だった。造船技術、ヨットの話からはじまり、電気自動車、リチウム電池等、大変興味深く、もっとも競合の激しい分野の話が聞けたと思う。システム化、マネジメントに対して、どうして日本は欧米に劣るのかといつも思っているが、新幹線の例をだして、日本にシステム化の力はあると信じているとの良い話が聞けた。
  • 製薬、医療に関して結びつけて考えたいが、普段自分の仕事をシステム化、マネジメントの対象として考えることが十分でないなと改めて感じた。自分の身を振り返って、どうしても要素技術から、踏み出せていないことが自覚された。これから、意識を高めて是非、宮田さんのような方とお話をしてみたいと思った。

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