日曜日, 7月 19, 2009

ファシリテーター 甦る組織

  • 14日から昨日までの出張中はほとんど会議室とホテルを行き来するだけだった。他の事はほとんどできず、シカゴ近辺の2カ所にある会社の施設を訪問するだけだった。シカゴのダウンタウンに行くのは、また来る機会にとっておこう。
  • 帰りの飛行機で読んだ本が面白かった。「ファシリテーター 甦る組織」(芦崎治)
  • 題名にあるようにファシリテーターや組織変革の話である。ファシリテーターのノウハウに関する本はたくさんあるが、単にノウハウを知っているのと、現実にそれをどのように適応するかというのはだいぶレベルの違う話である。
  • この本では、具体的な事例がいくつかでてくる。階層毎に意識が異なる場合、組織改革はうまくいかない。そんな話がでてくる。特に役員層のバックアップが得られないと、その下のレベルで活動が盛り上がったとしてもどこかでその活動に水が差されるものである。はしごを外されそうになって、なんとか役員層に関心・理解を呼び起こそうとするような場面では、下の者にとって自分の会社生命を賭けるような決意が必要なこともあるだろう。そんな場面が臨場感あふれる筆致で書かれている。
  • 帰りの飛行機は出発時刻が昼前(10:50)で到着時刻が昼過ぎ(13:15)の約12時間だから機内で寝るのが難しい時間ではあるが、いい本に出会えてよかった。

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