日曜日, 6月 07, 2009

将棋観戦の解説:金子金五郎→梅田望夫

  • シリコンバレーから将棋を観る」を読み始めた。
  • タイトル戦に密着して、盤側で観戦したり、棋士と一部行動を供にしたりして、Web観戦記を書くという試みをされた内容が書かれている。専門家でない将棋好きにもっと将棋観戦を身近なものにしたいという熱意が溢れている。
  • 私も梅田さんほど熱心ではないが、中学や高校の頃に一時将棋に魅せられた時期がある。強さの方は、アマチュア初段に届きそうでなかなか届かないようなレベルでとどまっていたからプロの棋譜をみてその意図を十分理解するのは難しい。
  • 本に金子金五郎さんの「将棋教室」の話がでてくる。私も金子さんの記事を将棋雑誌でいくつか読んだ記憶がある。他の記事と異なり、プロでなくてもわかるように丹念に書いてあり、かつ棋士の意図について掘り下げた熱意に溢れた内容であったことを思い出す。といっても今具体的に思い出すことができるのは、2つぐらいの記事だけだが−−。梅田さんの本を読んでいるとその時感じた感覚に近いものを覚える。羽生さんの将棋に対する自然科学者が自然に対する態度に通じるような研究態度を解説してくれたのは梅田さんの功績だ。
  • ウェブでは梅田さんのインタビュー記事「日本のWebは残念、−−−」が議論を起こしているそうだ。梅田さんの「ものすごく優れた人たちが徹底的に切磋琢磨するプロフェッショナルな世界に惹かれる」というところは私の梅田さんと似た感覚を共有しているように思う。

0 件のコメント: