- 実は出張で梅田さんの本が買えなかった時のために「誰も知らない世界と日本のまちがい」(松岡正剛)という本をかばんに入れていた。それでかばんが重かったのだが、行きの飛行機はこの本で楽しめた。
- 国家とはどんなものか、というような内容の本だ。梅田さんの「ウェブ時代5つの定理」を買った後はそちらを先に読んでいるので途中で止まっているが、この本も面白い。この出張で読み始めた本は、どれも興味深くて先を読むのが、楽しみだ。
- 出張の帰り、つくばエクスプレスでは、同僚2人と一緒。そこへ、また一人同年代の同僚と一緒になった。いつもとは違う雰囲気で四方山話。話しているうちに、どうしても最近興味をもっているRNAの話をしてしまう自分がいる。まあ、最近は自分が興味をもっていることに集中しているので悪いことではなかろう。そういえば、今朝は今朝で、MOSS(Microsoft Office Sharepoint Server)を教えてもらいながら、自分の意図するMOSSの使い道(会議術の話)を熱心に説明している自分がいた。
- 帰りの飛行機では「ウェブ時代5つの定理」を読み進める。本で紹介されているシリコンバレーのビジョナリーたちの名言はいい。英語の原文も載っている。言ってみて気持ちがよくなる言葉ばかりだ。梅田さんのブログに名言リンク集が文芸春秋のサイトにできていると紹介されていた。これらの名言は覚えておいてどこかで使ってみたい。
金曜日, 2月 29, 2008
出張で(続)
かばんは重くてもおいしい食事を食べたら元気になる
- 先ほど出張から帰ってきた。
- 昨日は17:00伊丹発の羽田行き(ANA34便)が、使用機の到着遅れのため1時間遅れて出発した。ラウンジでゆっくりしていると、ANA34便利用の方には、お食事代として1000円チケットを出すとのこと。急いで、ラウンジのカウンターに行ってチケットをもらった。聞けば、伊丹内の指定のお店のみ使えるチケットで、食事以外にも使ってよいとのこと。羽田で使えるかと聞くとダメだという。
- 夕食をどこで食べようか決めていなかったが、出発前に食べるなら少し早いし、もうセキュリティを潜り抜けたので、あまりたいしたものは食べられない。やはりついてからゆっくり食べたいと考えて、本を買うことにした。
- この出張で買って読もうときめていた「ウェブ時代5つの定理」(梅田望夫)を、10番ゲートの前の本屋さんで探したがない。27日発売のはずなのに(その日は28日)--、と思ったが仕方がない。しかし、食べ物も買いたくない、迷った挙句、結局「非属の才能」(山田玲司)と言う本を買った。
- 羽田で本屋を覗いたら「ウェブ時代5つの定理」があったのですぐ購入。その分かばんが重くなったが仕方ない。
- その後、3階に上がって「魚米処 旬」というお店へ。ここで「ほっけ開き定食」を食べる。大きなほっけが出てくる。となりの女性は「アジの開き定食」を食べていたが、大きさがぜんぜん違う。ほっけはアジの2倍くらいありそう。気のせいか隣から羨望のまなざしあったような--。非常に満ち足りた気分になった。われながら単純なものである。
木曜日, 2月 28, 2008
水曜日, 2月 27, 2008
公務員、地方自治の変化
- あさってのことになるが、MOSS(Microsoft Office SharePoint Server 2007)を触ってみることになっている。
- 簡単なデモをみたことはあるが、実際に動かしてみたことはない。チームとしての具体的な作業を想定して使ってみるつもりだが、ある程度慣れるまでに時間がかかるだろう。
- 最近は日本の官僚の問題点が噴出している。自衛隊のイージス艦と漁船の衝突、防衛省では事務次官がゴルフ三昧だったことも明らかになった。社会保険庁の行為については、国民全てがこの役所を見放さざるを得ない気持ちになってしまった。
- そういう役所を変えていこうという動きが、見えてきている。地方自治体での変化を注目したい。東国原氏が選挙運動をしている頃は宮崎があまり注目されていないこともあって私自身もほとんど気にもとめていなかったが、選挙直前になって、宮崎での盛り上がりが伝えられた。既得権に乗っかって自分から動かないような首長では地方自治は動かない。市民が動いたということだろう。
- 橋下氏が知事選に出ると聞いたときも驚いた。「タカジンのそこまで言って委員会」を楽しみに見ている私としては、橋下氏が正義感が強いことはわかっていたが、本気で政治の世界に入りたいと思っているとはわからなかった。島田紳助氏によると「収入がガタ減りになるのに、知事選に出る理由は、大阪府が非常に困った状態にあること(破産寸前であること)を知ってしまったから」だそうだ。これまで「これまで貯金を取り崩し、10年満期の府債を全額借り換えて返済を先送りする「禁じ手」を使ってきた」やり方に正義感からがまんができなかったということだ。
- バブルの頃に、どうせ値上がりするから、金をかりても土地を買っておけ、公共事業を始めておけという風潮に日本中が、それこそ国民から企業、官僚すべてが染まってしまった。借金をかかえた企業はつぶれ、無理して家をかった庶民はローンで使うお金が減ってしまったが、お役所だけは入れ替わらないから、その体質が残ってしまっている。これを変えるには、どうすべきか。橋下氏は考えたことであろう。借金をしない予算に変えるのはドラスティックな意識変革が必要だが、実際的なアイデアはどうやって創り出すか(机上の空論ではいけないと認識している氏が、机上の空論を攻撃するのはよくわかる)、公務員にはどう接するか、改革を進めている他の知事達のやり方を学びたい、---。氏が行っていることは非常にマトモである。短期間で必要なことを進めるには、知恵を集めたい。そのためには相手に合わせて最も適した態度をとる、つまり相手によって態度を変えるのは当然であろう。
- それに対して、朝日新聞の記事「橋下知事、当選1カ月 四パターン変わり身の術」等と茶化したよな記事を載せているは解しかねる。ちょっと目線が低いのではないか。
火曜日, 2月 26, 2008
プロフェッショナルの流儀(2/26放送)
- 「プロフェッショナルの流儀」を見たら、羽生善治氏がでていた。もうずっと将棋界の第一人者であるが、現在35歳だそうだ。トップであり続ける人はどんな葛藤があるのだろうか。
- 現在考えていること、感じていることを語っていた。才能にあふれた若手、新人時代と異なり、若くして頂点を極めた後、「この先どうなってしまうのか、と思った」という。常に100m走を続けることはできない。大局観で指すようになっても、枯れない、つまり、常に殻を破っていくような挑戦が必要と考えているというようなことを言っていたと思う。
- ベテラン達が、対局している姿をみて「努力を続けることは才能である」と語っていた。若い頃は、努力することは当然と思っていたが、実はそれは大変なことだ。毎日、10分何か情熱をもっていることに集中するとして、短期間それをやるのは普通のことだけれども、それを、たとえば20年、30年続けると考えるとそれは大変なことだ。そういうことに気がついたということだ。
- 羽生さんは将棋の世界を変えた。それまでの個人芸の世界から、仲間達と科学の世界のように追及していこうという姿勢となった。IT、インターネットの世界も利用しよう。そのようなことを梅田望夫さんが言っていたと思うが、羽生さんとしてはそういう深みまで追求していくことにわが身を振り向けたから、この先もまだまだやることがあると思えたのであろう。
- TVを見ていて、羽生さんの将棋を追及する姿勢も勿論印象に残ったが、住吉アナウンサーの好奇心溢れる目も印象に残った。この人の無邪気な感じの質問もこの番組の特徴だと思う。
月曜日, 2月 25, 2008
咲くら 阪急グランドビル店
- 今日はPJのお祝い会。咲くら阪急グランドビル店で。
- グランドビルに上がるのは久しぶり。27Fのお店だったので夜景が楽しめるかと思ったが、残念ながら外はみえない席だった。 メインは赤鶏の陶板焼き。鶏を蒸し焼きにし、塩タレで食べる。
- 東京から元PJリーダーの参加もあり、たくさんのメンバーが集まった。半分くらいは顔を知らなかった。こういう場でそれぞれの思いを感じ次の仕事につながるのだ。
- 明日は広島。また新しいきっかけがあるに違いない。
日曜日, 2月 24, 2008
散歩で「鎌田の醤油」を買う
- 朝起きたら雪が積もっていて驚いた。周りの家を見渡して、屋根の上に2-3cmは積もっていたと思ったが、新聞をとりに出たら道路の上は0cm。地面には少なくともアスファルトは0度以下に下がらず、すぐ溶けてしまったようだった。それでも、朝10時ごろ買いものに出ようと車を出すときには、車には5cm以上の雪が載っかっていた。
- 雪がちらちらすることはあったが、それほど寒いという感じはなく。太陽の光に当たれば春遠からじと感じる。やっと、休日の散歩を復活というところ。今日は、豊中駅前に行き、本屋とスーパーに寄ってきた。
- 買ったのは鎌田の「うどん醤油」。鎌田醤油の「だし醤油」の紙パックのものは、この頃はよくスーパーでも見かけるようになったが、これは瓶のものだ。大き目の確か900mlぐらいの瓶のものは2,3度買ったことがあるが、うどん醤油(これは少し小ぶりの瓶で360ml)というのは始めて。瓶にかいてあるラベルをみると、ぶっかけうどん用の醤油のようだ。せっかく四国展をやっているので「てんぷら」(福弥という商標が書いてあった、この店は知らない)もひとつ買う。
- 本屋さんでは、ハーバードビジネススクール出版の「チーム内の「イライラ」を「達成感」に変える」(アン・ドネロン)という本と「怖いくらい通じるカタカナ英語の法則」(池谷裕二)の2冊を買う。
土曜日, 2月 23, 2008
サッカー、全日本vs韓国
- 全日本のできは試合を追うごとによくなっていると思う。
- 今日の後半はだいぶよかった。前半少し引き気味の韓国に中盤で拾われていたのがつらかったところ。北朝鮮戦でもそうだったが、先に点をとられ前半あまりうまくかみ合わず、調子がでるまで時間がかかってしまう傾向がある。
- 後半のつながりは可能性を感じさせるものがあった。投入した矢野や安田が活躍する場面が少なかったのが残念。播戸も含めかれらの意識が高く感じられた。岡田監督の悔しさが垣間見えた、つっけんどんともとれるインタビューもチームの意欲を示していて良かった。
金曜日, 2月 22, 2008
ブログを読む楽しみ
- 最近読むのを楽しみにしているブログについて、記録の意味で書いておく。私の毎日読むリストにはいっているブログから、リスト入りした新しい順に5つ。
- Life is beautiful(中島聡):プログラマーでマイクロソフトで働いていた人というぐらいしか知らない。シリコンバレーに住んでいるらしい。最近はiPhoneのことなど書いてあることが多い。プログラムのことが書いてあるときは理解できないことも多いが、わからなくてもあまり苦痛ではない。どんなことがしたいか伝わってくる。よくわからなくても考え方を聞くだけでも面白い。シリコンバレーのビジョナリーのこと、たとえばスティーブジョブズのことなどの記事は抜群に面白い。
- クオリア日記(茂木健一郎):脳科学者として有名な人だが、活動の幅は広く活発。ほんの短い時間でも、どんなことでも、どんな人でも何かを学ぼうという意識がすごく感じられる。忙しく目一杯活動している生活感、意欲をそのままブログで感じることができる。
- My Life between Silicone Valley and Japan(梅田望夫):いつも、よく考えられた深い記事が書かれている。将棋のことや、本のこと。かかれた文体は重くなく、軽やかだが、内容は深く、考えさせられる。
- DAY BY DAY/YCaster 2.0(伊藤洋一):海外をはじめさまざまな都市に行ってきてみたこと聞いたこと、食べたもの等を著者独特の視点で、書いている。話し言葉調。「あはは」なんて始まり、感じたことがかいてあるが、その後にいろいろ面白い知識、薀蓄、ユニークな見方が披露されている。読むと、自分もブログを書いてみたくなる。
- かんべえの不規則発言(Diary )/溜池通信(吉崎達彦):自称、アメリカ政治オタク。大統領戦のこと、経済の視点や国民の感じ方等、硬い話のはずだが実にやわらかな話に落とす。「アメリカ追従で次の首相を決めたらどうか」として。マッケイン大統領なら麻生首相、ヒラリー大統領なら小池百合子首相、オバマ大統領なら岡田民主党首相なんて面白い。多彩な友人達の意見を紹介してあったり、楽しくて勉強になる得がたいブログ。
木曜日, 2月 21, 2008
トルセトラピブ失敗の原因に関する論文
- 久しぶりに体を使った仕事。といってもたいしたことではない。梱包してあるダンボール箱を20個ほど開けて中身を確認するという単純な仕事。そういう単純な仕事でもダンボール箱を上げ下ろししたり、ガムテープをはがしたり、いつもよりたくさんやるとそれなりに疲れる。目がくっついてきそうなので今日はあまり本を読めそうでない。
- Nature Reviews Drug Discoveryの今月号が届いたので、目次に目を通したら、「HDLを上昇させるのは動脈硬化予防には不毛な戦略か?」という記事があった。以前このブログにもかいたTorcetrapib(トルセトラピブ)の臨床試験の失敗に関して考察した論文だ。記事ではうまくいかなかった理由に関する考察とこれに替わるHDLを上げる治療についても考えているようだ。
- 非常に興味深い内容なので、読んだらまとめてみたい。
水曜日, 2月 20, 2008
日本vs中国
- ちょっとこの試合はいただけない。中国の選手はアフターが多すぎた。審判がとらないから、ずっと続いていた。安田が抜け出しキーパーと1対1になって、威嚇か知らないがキーパーは足を上げて向かってきた。わき腹あたりだろうか安田はけられた形になった。大丈夫だろうか。
- こんなプレーが続いても、日本の選手は逃げ腰にならずよくがんばっていた。韓国戦はいい試合になるだろう。いくつか惜しいシュートが外れたが今日はいいとしよう。ほんとうに落ち着いてはプレーできない環境だったのだから。
- こういう試合は中国のためにもならない。観客もわかってくるのではないか。
火曜日, 2月 19, 2008
月曜日, 2月 18, 2008
読みたい本
- 今読みたい本がある。いずれもブログで紹介されていたもので、しかも2つはその著者のブログから知ったものだ。
- 「Web時代5つの定理」。著者は梅田望夫氏。梅田氏がアメリカにやってきて気付いた勉強法について書いたもの。未来をクリアに想像することがどうすればできるのか。シリコンバレーのビジョナリーと呼ばれる人達が発する切れ味のよい言葉がインスピレーションを与える。梅田氏の言葉によると「金言とは、その言葉の切れ味ゆえに、世界の成り立ちがくっきりと浮かび上がってくるものだったり、未来の姿を想像する補助線になったりするわけですが、それ以上に、前を向いて生きる希望やエネルギーを私に与えてくれていたのだ」ということに気付いたそうだ。考えてみると、私自身もそうだ。大学に入ってからも物理の興味をもてたのも、湯川秀樹、朝永振一郎の言葉や、アインシュタインの言葉をいろいろな媒体で見知ったからだ。生物に興味をもったのは、ワトソンが「二重らせん」で、自分の考えをあけすけに語っているのを読み、クリックが洞察にみちた言葉を発言していたからだ。また、パソコンに興味をもったのは、スティーブジョブズが示した無機質な言語からマウスを使った視覚的な操作に尊敬のまなざしで語ったビルゲイツの言葉だったかもしれない。この本は、ぜひ早く読みたい。
- 「おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由」。この本は中島聡氏が自身のブログ「Life is beautiful」で紹介していたもの。これは最近読んた「iPhone」関係の本と同じく、大変興味をそそるiPod, iPhoneのよさは何なのか。著者はおもてなしだという。そこのところの意見を聞きたい。
- 「パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本」。これは中島聡氏が自身の本と一緒に紹介していた海部美知さんの本。海部さんのブログ「Tech Mom from Silicon Valley」も読ませてもらったが、面白い。
日曜日, 2月 17, 2008
サッカー、全日本vs北朝鮮
- 最初に点をとられ展開としては悪かった。北朝鮮のカウンターもなかなか効果的で流れを掴むのが難しかった。
- そういう中で、日本のできはとてもよいとはいえなかったと思うが、落ち着いており、どたばたとした感じがなかったのはよかった。1点に繋がった安田からの攻撃が光った。
- とにかくこれからの調子の上げ方に尽きる。
- サッカーそのものではないが、アナウンサーの言い方で気になることがある。それは、「絶対に1点はやれないところ」とか「絶対に負けられない」という言葉が多いことだ。ここは絶対に負けられない戦いというのは、まあいいかとも思うが、同点になって攻められた時に「ここは、絶対に1点はやれないところ」等という言い方は非常によろしくない考え方だと思う。そういう考え方は攻めと守りが決まっている野球やアメリカンフットボール等では守りに集中する意味である程度、的を射ているのかもしれない。しかし、サッカーのように攻守がすぐ切り替わるゲームでは、まずは冷静に視野を広く持っていることが重要で、攻められた後ボールを持ったときに、いかに早く的確なところにボールを運ぶかが重要である。絶対に1点はやらないというより、裏にも注意しておくとか、この1対1は中を抑えることができればよいとか臨機応変が重要で、いかにも固定的な「絶対」という感じ方はよろしいとは思えない。サッカーは意外性を楽しむスポーツである。うーん、そこまで見えていたかというパスが醍醐味である。アナウンサーのその言葉は、質の高いサッカーで勝つという視点では不適切という感じがしてならない。
橋下府知事
- この間はNHKと遅刻かどうかでもめていたが、今日は朝のTVからキャスターとちょっとした言い合いをしていた。
- 机上の空論ではなく、現場の声を聞いていきたいとの趣旨で発言していたが、これまで言ってきたことのどこまでを変えるつもりかと言う点で詰め寄る論者と行き違いがあったようだ。ちょっとしたひっかかりだが、当人にとっては問題を感じたことだったのだろう。こういうところは知事の感覚をそのまま出した方がよい。ただし、反省すべきところがあると感じたら今後にむけてすぐ変えてもらいたい。正しい態度かどうかはよくわからないが、当面橋下流を通してもらいたいと感じている。
- 大阪府の財政を再建するため、「原則は借金を認めない」「既に作られていた予算を暫定予算に切り替えてまで、真に必要な予算を見直す」という点については、出演者の中で異論はなかったようなので、まずその点を納得してもらってから話を始めたかったところ。具体的にどこまで見直すかの原則論にはいるところで、その原則を考えること事態、机上の論理みたいにとられたかもしれないところが残念であった。
- 現実的な立場で財政再建を進めていくのは大変困難であるが、改革派知事らの議論が参考になっているようである。お金を削るだけでなく、経済を活性化するための民間の資金の活用というような観点がこれから必要で、財部さん等経済の専門家の誰の知恵を使い、府の公務員を如何に掌握していくか、マスコミ対応等、課題は多いが、政治は素人ながら正直で物怖じしない若さでまっすく突っ込んでいく性格なので、今後が楽しみである。
土曜日, 2月 16, 2008
金曜日, 2月 15, 2008
自分は何で人に知られたいか
- 自分のこれからの人生で何をすべきか。
- こんな大上段からの質問をされたら困ってしまうが、それでも時にそんなことを考えざるを得ないことがある。
- さて、今こう問われたら何と答えるか。自分の越し方を眺めて多少でも得意だと思うことを活かすか。それともやり残したと思うことを思う存分やるか。ただ、たった今のことをいうと、気になることがいくつかあってそれを片付けないと気持ちが悪い。それをやっていると、また気になることが出てくる。そんなことを続けているような気がする。確かに振り返ることもやってみるか。
- そんなことを自問していると、「自分は何で人に知られたいか」だったか、「自分は何で人に覚えていてもらいたいか」だったかという言葉を思い出した。歴史に名を残した人は、皆それぞれわれわれのイメージを喚起する。科学の偉人でいうとアインシュタインは舌を出したおどけた写真のイメージが強烈だ。私のイメージはどんなものなのだろうか。自分ではあまり意識できない。アインシュタインもこう思われたとはあまり思わなかったのではないだろうか。しかし、自分の信じたこと、「神様はさいころを振るはずがない」とか「パグウォッシュ宣言」だとかこれだけは人に言っておきたかったのだろう。そのように思えることを良く考えよう。
木曜日, 2月 14, 2008
RNAキャッシュ
- これまで聞いたことはあったようだが明確に意識していなかった概念がRNAキャッシュである。
- DNAを介さずに、RNAが直接、次の世代に情報を伝え、DNAに生じた変異を、RNA→DNAと上書きして修復する仕組み
- である。「RNAが生命現象の主役であってDNAはバックアップコピーにすぎない」という見方を紹介してくれた「脱DNA宣言」(武村政春)にも書いてあったような気がする。
- この「RNAが生命現象の主役である」という考えを進めていくと、いろいろな仮説が考えられる。生殖や発生の引き金を引く時、分化の進んだ細胞で必要のない遺伝子の発現をメチル化等で抑えるような調節をつかさどっている。そのような際に、指令を出しているのは主役であるRNAではないか。
- RNAキャッシュについて論文に当たってみよう。
水曜日, 2月 13, 2008
情報の捉え方や勉強法を考えることと将棋
- 帰ってきていろいろな人のブログを読んだり、流れているニュースを見ると、世の中が動いている感じがする。マイクロソフトがヤフー買収提案、アメリカ大統領予備選挙、橋下府知事のNHK批判と府政改革、etc。
- 会社では、かなり限られた範囲の情報で活動しているような気がする。まあ、継続して積み上げていかないと何かをやり遂げられない。家でニュースをみたり人の意見を読んだりして、感じたことを書くのも考える幅を広げる機会だ。
- 昨日も「My Life Between Silicon Valley and Japan」の記事の内容を書いたが、梅田さんは最近は将棋の話をすごくたくさん書いている。金子金五郎さんの話が書いてある。金子さんの名前を見ると、高校や大学の頃、将棋に凝っていた頃、雑誌「将棋世界」を読んでいたことを思い出す。升田式石田流とか、中原名人の充実ぶりを生き生きと実感させてくれたものだ。「天来の妙手、3五銀」という大山、升田の名人戦の記事は金子さんの観戦記ではなかったかと思う。この名人戦で升田九段は名人に返り咲くことはできなかった。
- 今は将棋のことをじっくり考えるような状況ではない。だが、ITシステムはどうあるべきかとか、強化学習というような最近興味をもっている話は、将棋のことを例に考えると非常にしっくりわかる。
火曜日, 2月 12, 2008
創造性を生もうとする以外長期的に生き残るすべはない
- 梅田さんのブログ「My Life Between Silicon Valley and Japa」で最近将棋の話を続けて書いておられる。そこでは以前の棋士の将棋への取り組み方と異なり、羽生さんを代表として現代の将棋が真理探究の場のようになっていることが述べられている。
- 将棋は弱いけれども将棋の観戦記は大好きなのだが、梅田さんの将棋話は「Web進化論」の話に直接つながっており、組織論の思想となっている。今日の議論は、創造性に関する話題でとりわけ興味深かった。
- 羽生さんの言葉として 「創造性以外のものは簡単に手に入る時代だとも言えるでしょう。」という言葉を紹介し、以下のような解説をしている。
- これは、産業の世界で言う「コモディティ化」の議論そのものである。羽生のいまのところの結論は、厳しいながら、権利のない世界のほうが進歩が進む、だから(進歩を最優先事項とするなら)情報の共有は避けられない、そういう新しい世界では、一見モノマネをして安直に生きるほうが正しいかのようにも見えるのだが、無駄なようでも創造性を生もうとする営みを続ける以外、長期的には生き残るすべはない、ということのようである。この言葉は重いと思う。
- 羽生さんは見切っているんですね。自分の生み出した新手を隠すことによってモノマネを防止して創造性の優位を保とうとするのはわかる。でも、あたらしい世界では情報共有が進み進歩が優先される。そのような手の内をさらす世界でも結局、モノマネをして安直に生きるのでは生き残れない。創造性を生もうとし続けるしかない。だとしたら、自分(達)は、情報共有を積極的に進め、進歩の早い世界で創造性を生もうとする営みを続けよう。
- 確かに「重い」言葉ですね。
月曜日, 2月 11, 2008
黒人演歌歌手ジェロ
- TVで黒人の演歌歌手が歌っていた。おばあさんが日本人でアメリカ育ちだそうだ。既に1,2度みたことがあったけれど、やはりびっくりする。歌でこれだけ驚いたことはない。
- 本格的な演歌だ。一緒に流れる映像が、ヒップホップの踊りなのは演出のようだ。番組に一緒にでている出演者の反応を見ていると面白い。ポカンとしているか、笑っている。しきりにうなずいて感激している人がいる。「黒人が演歌をどれだけ歌えるんだろう。うまいうまい、へたな歌手よりいいんじゃないか。あー、そこのところの伸ばし方、こぶしの回し方、いいじゃないか」、顔が語っている。
- おばあちゃんを喜ばすために覚えたそうだが、好きで一生懸命に練習した過程を想像するとだんだん親近感を覚えてくる。
- 演歌は若者に振り向いてもらえなくなって、ただ一人、氷川きよしががんばっている状態だが、彼は恐ろしくインパクトがある。今月CDが出るそうだが、なんと作曲、秋元康、作曲、宇崎竜童だ。売り出すほうも気の入れ方は並でない。ひょっとすると、宇多田ヒカル並に売れるかも。
- ふと、iTunes Music Storeをみると「海雪」は既に売られているではないか。思わずすぐ買ってしまった。
日曜日, 2月 10, 2008
土曜日, 2月 09, 2008
積雪
- 大阪でも雪が積もった。雪の中を酔狂にも梅田に出かけた。雪にもかかわらず、梅田の地下は人が一杯だった。
- キリンビバレッジご招待の梅田花月の観劇である。嫁さんのおかげで吉本は何度も見ているが、梅田花月は始めてである。まず、今日のお土産は豪勢だった。弁当つきだったが、弁当も豪華。阪急オアシス・阪急ニッショーストア・阪急ファミリーストア・キリングループ・米久共同企画のオリジナル弁当だそうだが、キリンビバレッジの野菜ジュースを使ったチキンのソテーだとか、小岩井乳業のオードブルチーズ、米久の肉だんごやウインナー等‥。さらに、パンが数個、お茶とトマトジュース等がお土産であった。
- キリングループのやる気というか、まるでバブル時代みたいで驚いた。この勢いで国際企業として突っ走るつもりだろう。
- 花月のほうの感想としては、劇場が小ぶりであった。梅田の土地がせまいこともあるのだろうが、細い階段を降りて行く。観客席も2階はなく、傾斜がわりと急になっている。なんば花月が900名入るということだが、その半分以下ではないだろうか。出演者はなんばがベテラン中心なら、こちらはどちらかというともっと若め。吉本新喜劇が最初にあって、その後が漫才だった(7組くらいだったか)。漫才の最初の3組ぐらいは、お客に自分達を知っているかと尋ね、知らないという反応に(一組だけ数人の手が挙がったが残りは0)肩を落としていた。私も知っている、あるいは見た記憶があるのは2,3組だけだった。今日印象に残ったのは、中田なおきかな。中田カウスの弟子だということを始めて知った。
金曜日, 2月 08, 2008
飛行機の窓からみた景色
- 伊丹から飛び立って、左回りに上がっていく。右の窓側の座席だと地上の景色は見えにくく空が見える。180度くらい回ると旋回の角度が少なくなり機体の傾きも少なくなってようやく景色が見えるようになり遠く六甲アイランドや神戸のポートアイランドが見える。さらに左に回っていくと大阪港が見えるが、晴れた日でもその頃の高度に達すると真横に雲の層が見える。
- 今日はその雲の層がきれいな平面(地球に平行だから大きな球面というべきか)になっていた。丁度水面に浮かんでいるように。機長のアナウンスでは「気流の状態がよく揺れることはないと思われる」とのことだったので、恐らく温度がそのあたりで違っていてきれいな層を作っていたのではないかと思われた。不思議な景色の中を進む飛行機の中で思わず見とれていたが、通り過ぎてから写真を撮っておくのだったと思った。
- 飛行機の中で「脳を活かす勉強法」(茂木健一郎)を読む。全体によかったが、特に「変人を奨励する文化」というところが面白かった。
- この本では、少し負荷のかかるような課題を自分に課し、それをやり遂げたときにドーパミンが放出され気分がよくなる。そのような強化学習を成立させ、それを爆走させ能力を開花させることがよい勉強法であると脳科学から説明している。イギリスは学問の世界では突出した成果を挙げている。ノーベル賞受賞者をたくさん出している国だが、茂木さんが留学したトリニティカレッジで触れた文化としてこの「変人を奨励する文化」がでてくる。それはこういうことである。
- 強化学習が成立した行動が暴走して、どんどんと人と違う方向へ発展してしまう。それが変人である。ケンブリッジでは格好がよくてはダメ。ぱりっとしたスーツを着て歩いている人は、「あいつはどうせ普通の人だろう」とバカにされる。逆に穴が開いたセーターを着ている人がぼろぼろの自転車に乗って、カレッジの中をキーコキーコと走っていたりすると、みんなが「ああ、あの人はきっと偉い学者に違いない」と敬仰のまなざしを送る。
- 敬仰とは茂木さんもすごい言葉を使うなあ、と思ったがこういう表現に実体験の重みがあるように思う。茂木さんがいうには、そういう変人を許容する文化、自分の好きなことをとことん追求することを許す文化が重要で日本人にとって参考になるとしている。さらに、そういう変人をスポイルするのではなく、変な人達を集めてコミュニティを形成し知として消化させる仕組みを作り上げた。そこまでいく発想が卓越していたとしている。
- このような文化は大学(私の体験として京都大学では)には確かにあったと思う。しかし、大阪ではどうだろう。大阪の町では、阪大では、--。これについてはちょっと阪大の人に直接聞いてみたい。
木曜日, 2月 07, 2008
きのうのタイ戦(サッカー)
- 昨日、サッカーのことを書かなかったのでここで一言書いておく。
- タイとのワールドカップ予選。昨日は前半の途中から見た。岡田Japanになってから試合毎によくなっていると思った。キレがある突破という感じはまだなく、無理をせず回しながら展開を図るという感じがするが、公式戦だからどうしてもそうなるのだろう。タイが相手だと、後半途中からタイのボール回しが機能しなくなったように見えた。ラフプレーが出だしたのでもう怖さがなくなった。
- 大久保も意欲と結果がつながってよかった。急に来たボールをとっさにアウトサイドで狙って決められればのってくるだろう。だんだん強い相手に、キレのある突破が出せるように進化してもらいたい。
- 明日は早い。早く寝ることにする。
水曜日, 2月 06, 2008
株式会社アルク社長 平本氏
- iPodで聞いている藤沢久美さんの「社長トーク」に株式会社アルクの平本社長が登場した。
- アルクはWeb上の辞典、「英辞郎」でいつもお世話になっているが、平本社長のお話を聞くと、「英語マラソン」「English Journal」「イングリッシュマラソン」等を始めた会社であるとのこと。さらには、elearningを進めて全国の多数の大学教育にも入り込んでいるとのことである。
- TOEICが日本で始まったテストであることもこの放送で始めて知った。
- 平本社長の語学教育にかける情熱は並大抵ではない。イングリッシュマラソンでどんどん聴き取りができるようになる人がいる一方でなかなか聴き取りができない人がいる。そういう人に、よさそうな方法がフランスにあると聞くと、矢も盾もたまらずフランスの先生のところに押しかけて話を聞く。その方法を試してみる。と好奇心と行動力のかたまりのような人だった。
- だから、この会社のサービスはいつも輝いており、目を惹くわけだ。
- この人などは直接にあってみたい人のひとりだ。
火曜日, 2月 05, 2008
脳を活かす勉強法
- 「脳を活かす勉強法」(茂木健一郎)を手にとりざっと見て、子供に読ませたいと思い手に入れた。
- 帰りの飛行機の中で読み始め、半分ぐらい読んだ。茂木さんのブログを読んでいつも感心していたのが朝に書いていること。あんなに忙しいのによく書く時間があるなあと思っていたが、その辺の秘訣が書いてあった。
- 勉強するのに計画を立ててからする必要はなくて、知りたいと疑問に思ったとき、読みたいと思ったときに勉強したり本を読んだりするのが最も効率が高い。トイレの時間でも、2,3分あれば本を読めばいいし、手元に辞書がない時でも携帯でgoogle検索すれば良い。いつも朝は起きたら、すぐパソコンのスイッチをいれてブログを書く。そのままベッドの上で論文を読んだり、書きかけの論文を書いたりするとあった。
- 私などは、そこまでの習慣がついていないが、アイデアマラソンを書くようになって、いつも手元にアイデアマラソンの手帳をもっているようになった。ブログは夜書いているが、朝書くのは一日のスタートを切るのにいいかもしれない。
月曜日, 2月 04, 2008
周りを良く見てわかる自分の生かし方
- 昨日は伊丹発18:00のANA36便は18:50発となった。羽田の滑走路が混み合っていたため出発許可が遅れたためという。乗る寸前に予約していた19:00発から18:00発に切り替えたため遅れないで済んだが、結局到着した時間は当初の予定とほとんど同じことになった。
- 今日は昨日とうって変わって晴天。会議室にずっといたため、お昼休みになって気付いて気分がよくなった。
- 「日本力」(伊藤洋一)を読み始めた。中国、韓国経済の現実について、認識を新たにするようなことがたくさん紹介してある。周りの国が伸びてくる勢いに目を奪われがちだが、彼らは日本が経験したきたようにいろいろな問題を抱えている。「日本人はもっと彼らの立場にたって考えれば、彼らの問題がわかり手助けもできるだろうし、何より日本自身の有利さ、彼らとの協力の仕方がよくわかるはず」という著者の議論は説得力がある。
日曜日, 2月 03, 2008
土曜日, 2月 02, 2008
パソコンでTVを見るために時間と手間がかかった話
- ケーブルTVのアナログからデジタルへの変換(セットトップボックスの交換)をしてもらった。
- ついでに私の部屋にあるパソコンにも線を分配してもらってTVを見れるようにしてもらった。パソコンはTVチューナーつきを買っていたのだが、このチューナーがデジタル用だったのでこれまで見られなかった。つないですぐに見ようと思ったのだが、うまくいかない。ドライバ等ソフトをCDからおろしてセットしたのだが、「サウンドデバイスが対応していない」等という表示がでてとまってしまう。
- チューナーの会社のホームページを見てみると、「Inspiron530/531でご利用のお客様へ」という私のパソコンで起こっている問題のお知らせが載っていた。
- ちょっと面倒な手順だった。手順を飲み込んで、一通り動くまで2,3時間ぐらいはかかっただろうか。パソコン周辺の機器ではよくあることである。私のように、専門家でなく、2,3年毎に何かを買うというぐらいのユーザーはそのたびに運が悪いとこういう羽目になる。そこがTVなどと違うところだ。
- iPhoneを買うときにはまた覚悟しないといけないか。
金曜日, 2月 01, 2008
ライトハウスカスタマー
- ライトハウスカスタマーという言葉を聞いた。(マーケティングは研究開発活動そのものである-Tech-on!)
- 市場で未決の課題を解決するような新市場創造型の製品を開発するには何が必要かという話だ。
- これまでの延長線上にあるようなイノベーションを続けていくには、御用聞きのようなスタイルのマーケティングでよかったが、市場創造型の製品を作っていくためには研究者、開発技術者自身がユーザーとレベルの高い意見交換を行うことが必要だというのである。
- 研究開発の人間が意見交換をすべき相手がライトハウスカスタマーというのである。ライトハウス(=灯台)のように遠くを明るく照らして見えている存在のことだそうだ。
- 私の関係する医薬品でも、新市場創造型の製品を作るためには、どの疾患を目指したらよいのかというのはわかったようで実は難しい。現在の治療では満足されていない疾患で、患者もたくさんいる病気。それがニーズがもっとも高い。この順番が大事で、逆に「患者がたくさんいて、治療法が満足されていない病気」と言う風にしてしまうと、対象の疾患が現在規定されている病気の分け方に限定されてしまう。「難病で患者は少ないけれども、治療法がない」といわれていた疾患が、薬/治療法が開発されたらその対象の疾患の患者がどんどん増えた、という話を聞く。
- こういう疾患の範囲や対象も変えてしまうような治療が、市場創造型であろう。医薬品ではこのような議論はあまり多く聞かないが、音楽を楽しむものでは、iPodやウォークマンもそうであろうし、ジャックウェルチが1位か2位でないとやらないとした事業も事業の定義自身を見直すことを伴ってのことであるという話もある。また、ブルーオーシャン戦略もこういうことだろう。
- 医薬品のテーマを探る時に、意見交換をすべきライトハウスカスタマーはどんな人達だろうか?
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