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地味な管理職
- 戦術を掌る管理職と比べ戦略を掌る経営職は地味である。そして、業績をあげるのが、けっこう地味な経営者であるとアメリカでいわれていると、戸波隆氏がITProに書いている(経営職は地味、企業の階層が部長までなら日本は最高)。
- 氏の説明では、後方の司令官が戦略を掌り、未来予測に基づいて枠組みを決め、問題を排除する。そのためにはリーダーシップやカリスマタイプであること自身は重要でないという。しかるに、日本の伝統的組織では、人を通して業績を上げる前線指揮官は強いが、司令官たる経営職はお粗末。(戦術はあるが、戦略がないといわれる問題である)
- このような指摘は多数ある(ex. 日下公人氏の「闘え、本社」)。
- 問題と思うのは、日本では、部下を率いて業績を上げるリーダーが出世の階段をあがり経営するのが当然だと思われており、経営能力そのものを議論してみてもすれ違ってしまうことである。俎上に載せても本気の議論にならない。「出身大学、年が上か下か」ということは、あほかいなと思いながらも意識の下にいれておくことが、本能的な怒りをかうリスクを避けるための常識である。
- しかし、これからの日本では、地味な管理職(戸波氏によるとルイス・ガースナーやアンディ・グローブ)が腕を揮うようになる必要があると思う。
- チラシ寿司、鯵寿司、卵と豆腐のお吸い物、白菜とゴボ天の煮物
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