- 「株をやるなんてとんでもない」というのが日本人の(古い?)多くの考えだと思う。そのため、利子がほとんどつかない銀行預金や郵便貯金等に日本人の資産の大部分が眠っている。
- そういうことは、認識されているが、かといって投資を積極的にやりましょうという日本人に訴えかけるような話を聞くことは少ない。「話はわかるが、どうもなあ」と心にひびかない話が多い。どうも「額に汗して働くのがまっとうで働かずして金を儲けようというのは卑劣だ」という方が腑に落ちる。
- 伊藤洋一さんの話(PodCasting, 伊藤洋一のビジネストレンド 第69回「変わる日本のマネースタイル-貯蓄から投資へ」)は、かなり納得がいった。それを参考に(自分勝手に)株のすすめを書くと、
- まず、投資というのは良い事業のアイデアをもっているがお金のない人に、お金がある人が融通することである。お金を転がして人をだまして儲けるというような考えではなく、いい事業が動くようにすることに意味があるはず。そして、同じ投資するなら、「銀行に預けて銀行が投資するより、直接、良い事業をしている企業に投資する方が良いではないか」ということである。「銀行が本当に事業を見る眼があるのですか」というのが問題である。銀行はプロであるだから間違いない、と簡単に言いたくない。私の方が見る眼があるとは、よう言わないけれど、「私はその銀行がお金を入れるところよりリスクはあってももっと応援したいところがある」ということはある。
- さらに、外貨をもつ必要性についてはもっと納得性が高い。「日本人が外貨をもたなかったのはある意味当然で、1ドル360円から徐々に80円まで円が上がっていったのだから、だんだん価値が上がっていく円を持っている方がよかった。ところが、円安基調になって1ドル80円から120円ぐらいになってきている。だんだん円の価値が下がっている。この先さらに200円にでもなっちゃうとどうか。アメリカ旅行にいけるのが、限られたお金持ちだけとなってしまうかも。そういうときには、外貨で持っておくとよい。イギリス人はポンドが下がっていく間も外貨をもってやりくりしていたのだ」そうだ。また、「外貨をもったら1ドル110円から100円に下がったぐらいで損したと大騒ぎする人がいるが、そういうのは意味がないという。わずかばかり持っている外貨の価値が下がっただけで、もっている資産の大部分である日本の資産価値が上がったのだともいえるはず。要は偏らないでバランスをとること」と解説していた。
- ご飯、豆腐、ほうれん草と筍の炒め物、カレーコロッケ、水菜と厚揚げの煮物、キムチ
水曜日, 2月 07, 2007
お金の置き所(受け売り)
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