- 今日買った本は、フィールドワーク学習する組織「5つの能力」ピーター・センゲ他著
- 会社でしばしば語られる問題、「ルールをきっちり決めたため、かえって仕事が進めにくくなった」とか、「データは整備されており、どこかにあるのだが、どこにあるのかわからず情報が使えていない」等という状況に、どう対処したらよいのかということを考えようと思った。4月の新年度に入る前に少し考えて、4月からの仕事に役立てようと言うわけだ。
- 「理想的な組織を作ってからそこへ人を当てはめましょう」という会社の方針は、それはそれで良いのだけれど、どんな目標に向かっていくのか、そのための最善の組織となっているのか。そして、最も重要なのが、会社組織が仕事を進めていく過程で経験したことをどのように組織が学習していくかということだ。その辺に焦点をあてて考えてみたい。
- それで、思い出したのが「The Fifth Discipline」(邦題「最強組織の法則」)だ。変化に俊敏に適応し成長し続ける学習する組織の理論とされているその本を買ってそのまま積読してあったことを思い出した。英語はなかなか手につかないだろうと考えて、その実践的テキストとされる本を買ってきた。
- なんとか、3月中には読もう。
- ご飯、肉じゃが、鳥のから揚げ、キャベツとモヤシ蒸
水曜日, 2月 28, 2007
学習する組織「5つの能力」
火曜日, 2月 27, 2007
スケジュール遅れのサービス
- 日本橋の地下鉄の出口からすぐ近くの、「昆ぶ禅」で昼食。味わいのある親子丼と昆布だしのきいたうどんを楽しむ。ここは宮崎の地鶏を使っているそうだ。宴会メニューを書いた案内をもらって帰った。おなかにもたれなくていいんじゃないだろうか。
- 羽田から伊丹の飛行機が、機体の具合が悪く(客席の電気系統とのことだったが)使用する飛行機が変更となって1時間遅れたあげく、着陸時も雷雲があってさらに遅れた。大雨を覚悟したが、着いたら雨はあがっていて、ちょっとほっとした。
- 悪いことばかりではなくて、1時間遅れたため、搭乗券で1000円までの食事+飲み物をサービスしてくれた(ANA)。たまたま食べたことがない「牛たん麦飯」という弁当を買った。
日曜日, 2月 25, 2007
個人主義
- 今年から、休みの日も歩くよう心がけている。今のところ実施率は半分くらいである(ということは歩きもせずじっとしている日が半分くらいと言うことだが)。今日は、豊中駅まで歩いて、妻の買い物に付き合ってその後本屋に寄ってきた。眼についたのが「定年後」(加藤仁)という本であった。
- 著者は、25年以上にわたって定年退職者の取材をつづけてきたそうである。執筆に苦しんだ時に道しるべを与えてくれるのが、夏目漱石の「私の個人主義」という講演録だそうである。そこに記述してある「個人主義」という視点を得たことによって仕事に意義を見出してきたという。
- 中学の頃、漱石を読んで「ああ、個人主義というのは良い視点かもしれない」というような気持ちがしたのを思い出した。それからどのくらい進歩したか。定年後、のことを考えるのに良い視点であろうと思って買った。
- 炊き込みご飯、海鮮巻き、イカ巻き、シャケの塩焼き、アサリの酒蒸、冷奴、セロリの甘酢漬け大根のさっぱり漬
土曜日, 2月 24, 2007
ゼロックス・スーパーカップ
- ゼロックス・スーパーカップではガンバ大阪が浦和を4―0で下して、初優勝を飾った。昨年は、確か肝心なところでガンバは負けていたので幸先の良いスタートだろう。遠藤が冴えていたと思う。阿部は見せ場がなかった。今年はガンバがやるかもしれない。
- カレーうどん、漬物、
金曜日, 2月 23, 2007
定年式
- 今日は定年を迎えられるO氏の講演会とパーティがあった。
- 講演会ではなんと2時間半も話された。会社で一緒に仕事をされた人と印象に残った言葉をたくさん紹介された。若い頃、組合の支部長(?)として、本部長らとやりとりしたこと。所長や副本部長として、指揮下の管理職、上司にあてたコメント。あまりに多いので多くは覚えられなかったが、印象に残った言葉をいくつか。
- 「科学的にと言え」といわれる上司には「科学が万能ならオームはでてこない」
- 「意見聴取」はあてにならない。意見を聞きにこられて、本当に突っ込んだ意見など言えるものではない。社内を説得するための材料に使うこと。
- 「報連相は嫌い」
- これらは言いたい放題のようにも見えるが、実はそうではなく辛い思いをさせた部下へのねぎらいの言葉が多かった。親を亡くしたことも知らず部下を散々叱り、お葬式で「来て下さってありがとうございました」と言われ、部下を直視できず肩を落として帰ったこと。いやな上司にならないためにという気遣いに関する言葉も多かった。
- 一緒に本部を担ってきた元本部長には、「PM制の導入、集中と選択等、思い切った制度を強引に進めたが、それぐらいでないとできなかっただろう。もう少し、やらせたかった」と。普段、辛口の氏から、ご本人の顔を見ては言えないからと、スクリーンを見ながら。憎まれ口のような言い方をされる氏のこのような言い方には重みがある。
- パーティでは、多くの人から「(こんなモノをはっきり言う人が)無事定年を迎えられるのは奇跡」という言葉を聞いた。また最後には、フォーク世代らしく松山千春の「大空と大地の中で」の詩で締めくくられた。「自分のために仕事をしなさい」と。
果てしない大空と 広い大地のその中で
いつの日か 幸せを 自分の腕でつかむよう
歩き出そう 明日の日に 振り返るにはまだ若い
吹きすさぶ北風に とばされぬよう とばぬよう
凍えた両手に 息を吹きかけて
しばれた体を 温めて・・・・・・・
生きることがつらいとか 苦しいだとかいう前に
野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ
凍えた両手に 息を吹きかけて
しばれた体を 温めて・・・・・・・・
生きることがつらいとか 苦しいだとかいう前に
野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ
凍えた両手に 息を吹きかけて
しばれた体を 温めて・・・・・・・・
果てしない大空と 広い大地のその中で
いつの日か 幸せを 自分の腕でつかむよう
自分の腕で つかむよう・・・・・・・・
木曜日, 2月 22, 2007
環境問題
- お昼を食べているときどういうわけか環境問題を少々シリアスに語り合うことになった。
- 今年の冬は異常に暖かいという話から、中国等、外国でもそうらしい、アル・ゴアさんの「不都合な真実」では、二酸化炭素の増加のかなりきちんとしたデータが載っているぞという具合に話は広がった。数万年とか数億年の話だったら大陸も動くし、気球の磁場も逆転する。そんな大変化も起こるまさにその時は案外急激に起こるのでは、なんて言いだした。温度の上がり方からして、温度の変化も案外急激なのかもとなり、「子孫はかわいそうだけれど自分は何とか」という認識で大丈夫なのかと急に切実に感じてしまったというような展開となりました。
- やっぱり車が問題かなあ、いや火力発電などの方が、いやいやそもそも石油を使っているのが悪い、太陽光を利用する技術を開発しないとダメだ------。
- 我々も科学者の端くれ、定年になってやりがいのあることといったら、そんなことでも真剣に考えたらやりがいのあることだなあ。と定年後の時間を如何に過ごすかを心配している我々に久しぶりにやりがいのある前向きの課題がでてきたのでありました。「ちょっと大きすぎる問題だから、そんなことを考えていても、すぐ忘れちゃうのよねー」といいながら、少し真面目になったお昼のひとときでした。
- 炊き込みご飯、ザーサイサラダ、春雨中華サラダ(トマト、ちくわ)、豆腐スープ
水曜日, 2月 21, 2007
火曜日, 2月 20, 2007
月曜日, 2月 19, 2007
過剰な規制
- 遺伝子や再生医療に関して、日本の行政はどうも過剰な規制となりがちであると思っている。
- 「研究は慎重に進め、社会の信頼と理解を得て進めるべき」であるのは最も重要なことである。しかし、行政は同時に、既成概念にとらわれずに技術の真価を理解した上で、技術の危険性、有用性を正当に評価し、過剰な規制をして本来得られるべき恩恵を国民が受けにくくするような事態とならないようにする責任を持っている。
- 遺伝子や再生医療等の先端技術では、これまでの常識を覆すようなところがたくさんある。そのため社会の理解を得るのが難しい面がある。科学知識の普及という面では、以前と比べるとかなり早くなったと思う。純粋な科学番組でなくとも、バラエティでもわかりやすく進んだ科学知識を紹介されることが多く、驚くことも多い。問題は社会の信頼感であろう。「アルアル大事典」の捏造や、不二家のようなずさんな衛生管理の問題が出てくると、問題が起こらないよう規則を厳しくすべきという考え方に傾き勝ちとなろう。
- しかし、不必要に厳しい規制は研究を縛り、その成果を受け取ることも妨げてしまう。ES細胞研究でまさにそのような状況が起こりつつあることを京都大学再生医学研の中辻所長は発信されている(BTJのTHE PRIME MAIL)
- 中辻博士によると「研究面では決して劣っていない日本の動物でのES細胞研究が、過剰な規制が足かせとなって、ヒトES細胞の研究が遅れ、特許が海外におさえられたりして国内の治療が高額化する等成果を受けとることが難しくなる危険がある。」とのことである。
- ご飯、おでん、カリフラワーとトマト、冷奴、ほうれん草のおひたし
土曜日, 2月 17, 2007
コーヒーの淹れ方
- コーヒーの淹れ方の講習会にでた。
- いつも適当に淹れているのだが、おいしく淹れるのはそれなりに難しいようだ。肝心なのは、酸化を防ぐこと、温度、3分で出すこと。
- ペーパードリップでの淹れ方を先生が最初に皆に見せて、それぞれが実際に淹れた。最初に、満遍なくお湯を入れて30秒蒸らした後抽出する。案外難しかったのが、抽出するところで、この部分で出し方によって味が異なってくると言う。確かに、続けて違う人が淹れると(うまいヘタがあって)苦味が違ったりする。良い豆を飲む前に挽いて淹れ、70度以上で飲めるように出せばそれだけで十分おいしいといえるわけだが--。
- 目の前で淹れる、3分を測る、注ぐお湯が冷えないように沸かしながら等、演出することも楽しみのひとつということで、納得。
金曜日, 2月 16, 2007
ゲノムネットワークプロジェクトの公開シンポジウムで
- 東京出張で会議が午前で終わったので、この機会を利用して、お台場(国際交流会館)で開かれたゲノムネットワークプロジェクトの公開シンポジウムを覗いてみた。
- ゲノム研究もシーケンスが決定され、DNAに記載されている情報がどのように発現して(お互いに調節し合って)機能を発揮しているかを調べる状況となっている。林崎先生の、ゲノムの大部分がRNAに転写され、RNAが機能発現の調節に重要と考えられるという状況に対応する解析システムの話や、五條堀先生の、ゲノム情報発信のプラットフォームの整備(Webからこのプロジェクトの成果が利用できるようになるという)話等があった。後半では、ゲノムデータを利用した転写システムの具体的な研究報告であった。転写システムでは、軟骨分化と性決定に関与するSox9、脂肪細胞・骨芽細胞分化に関係するPPARγ等のネットワークのクロストークの話、ステロイドの応答因子のクロストークの話等であった。
- ここ数年勉強していないので、研究の流れを知るには良かった。途中休憩で、去年の春まで一緒にプログラムオフィサー(文科省関連の研究費の関係)の仕事をしていたS氏とバッタリあった。私は春に仕事を離れたので、現在も続けているS氏に現状の話を聞いた。研究費の性格が政策的な面が強化されているとのこと。女性研究者、地方の特色を生かした(?)研究、アジアとの共同研究等、アジアはインドを対象にしたものが多いとのこと。プログラムオフィサーも学術的な面がわかるだけでなく、政策面もわかる人が必要なのではないかといった話がでているそうだ。だいぶ、変わってきたのかもしれない。
- ご飯、シシャモの南蛮漬け、納豆、大根の煮付け、鰆の塩焼き
木曜日, 2月 15, 2007
4つの企業がsiRNA医薬の臨床試験に着手
- 米Quark Biotech社が、米国で加齢性黄班変性を対象に、siRNA医薬 RTP-801の臨床試験フェーズIを開始したというニュースがあった(BTJ/RNAi/Update/Mail 2007/02/15 第27号)。ネットで調べてみるといくつかニュースが出ていた。BTJのメールマガジンでは2/6、他の記事では2/5となっていた(この違いはなぜかわからない)。Pfizer社が同社と提携
、商品化のパートナーとなっているようだ。 - 実際には、RTP-801の基本技術は英SR Pharma社の傘下にある独Atugen社のオリジナル技術
、AtuRNAiとのことだ。Pfizerの加齢性黄班変性のRNA医薬(アプタマー)、「Macugen」は抗VEGF抗体薬の「Lucentis」(米Genentech社)に臨床効果で負けているとのことだから、これらのsiRNA医薬の臨床成績がどうなるかで、RNA医薬の初期の評価が定まってくると思われる。 - 抗体医薬は基盤が定まったが、RNA医薬の可能性はどうなのか。私自身はかなり期待しているが、まだわからないことが多すぎる。これらの試みによって実用への手がかりが得られてくると期待される。
- 焼き飯、春雨サラダ、ジャガイモとアンチョビのグラタン、にら饅頭
水曜日, 2月 14, 2007
松井がんばれ!松坂も
- 久しぶりにニュースステーションを見たら、ゴジラ松井が出ていた。明日、出発だそうだ。現役トップの野球選手の隙のない引き締まった表情をしていた。
- ニュース番組はこのごろ気分の良くない話ばかりだ。スポーツの話は注目するが、卑劣な犯罪の話は聞く気がしなくなってくる。
- ご飯、ジャガイモとアンチョビのグラタン、カリフラワー、肉コロッケ、にら饅頭
火曜日, 2月 13, 2007
月曜日, 2月 12, 2007
ザ・ファシリテーター2
- ザ・ファシリテーター2(森時彦著)を読了。
- ファシリテーションの本を数冊読んだが、森さんの本が一番しっくりとくる。踏み込みが効いている。一昨日戦略を考えることが重要だと書いたが、「分析を基に組織を引っ張ろうとしても、皆聞いている振りをするだけで、何もしない」という状況に陥りがち。本の副題にあるごとく、理屈じゃ誰も動かない、だ。
- そこのところをどうするか、特にこのストーリーでは、研究所はどうあるべきか。「新技術を生み出しそれから事業を考えていく」か、「この事業をやろうという経営の意思が先にあり、そのために必要な技術に絞っていく」かということの議論を研究所だけでなく全社各部門の選抜チームでファシリタティブに進めていく。
- この命題自身が非常に重要な問題で私の大きな関心事だ。欧米では、市場主導型になっていることはいろいろな話を聞く。業種によって異なるだろう、日本の特徴は---だから、と現在の研究所のあり方を変えないほうがよいという理屈もつけられる。しかし、これまでのやり方はおいておいて、本当にどうすればよいかを議論するためには、多くの立場の異なる部門、経営の観点を加えて、まさにファシリテーションが必要なところである。
- この話の結論はまだはっきりしない部分も多い(たぶん続編が出るのであろう)が、是非、仲間と議論したい議題である。
- うどん(大根おろし/ゆず/ネギ)、掻き揚げ、鉄火巻き、イカそうめん
日曜日, 2月 11, 2007
土曜日, 2月 10, 2007
地味な管理職
- 戦術を掌る管理職と比べ戦略を掌る経営職は地味である。そして、業績をあげるのが、けっこう地味な経営者であるとアメリカでいわれていると、戸波隆氏がITProに書いている(経営職は地味、企業の階層が部長までなら日本は最高)。
- 氏の説明では、後方の司令官が戦略を掌り、未来予測に基づいて枠組みを決め、問題を排除する。そのためにはリーダーシップやカリスマタイプであること自身は重要でないという。しかるに、日本の伝統的組織では、人を通して業績を上げる前線指揮官は強いが、司令官たる経営職はお粗末。(戦術はあるが、戦略がないといわれる問題である)
- このような指摘は多数ある(ex. 日下公人氏の「闘え、本社」)。
- 問題と思うのは、日本では、部下を率いて業績を上げるリーダーが出世の階段をあがり経営するのが当然だと思われており、経営能力そのものを議論してみてもすれ違ってしまうことである。俎上に載せても本気の議論にならない。「出身大学、年が上か下か」ということは、あほかいなと思いながらも意識の下にいれておくことが、本能的な怒りをかうリスクを避けるための常識である。
- しかし、これからの日本では、地味な管理職(戸波氏によるとルイス・ガースナーやアンディ・グローブ)が腕を揮うようになる必要があると思う。
- チラシ寿司、鯵寿司、卵と豆腐のお吸い物、白菜とゴボ天の煮物
金曜日, 2月 09, 2007
Wikipedia:スパゲッティナポリタン
- 今日の夕食はスパゲッティナポリタン。
- ケチャップ味の炒めたヤツはイタリアンだったか、ナポリタンだったかと思ってWikipediaをみたら、ぴったりの解説あり。「スパゲティ麺にトマトケチャップをからめ炒めて作る。代表的な具材はタマネギ、ピーマン、ウインナーソーセージもしくはベーコン。タバスコと粉チーズが共に給仕される事が多く、好みによってこれをかける食べ方が定着している。 関西地方ではナポリタンをイタリアンと呼ぶこともあるが、具材を若干変えナポリタンとイタリアンの両方をメニューに載せている店もあり、何がナポリタンかの定義はレストランによりまちまちである。」とピーマンの他は、ウインナソーセージ、粉チーズまで今日食べたまんまの説明で、イタリアンとも言うんだと教えてくれてビックリした。
- こういうところがWikipediaの面白いところだ。私と同じような感覚をもち、かつ私より賢い人が書いている。さらに、「最初にナポリタンを考え出した人物」がわかり、「昭和期にはアルデンテに茹でるという概念も一般的でなく、あらかじめ茹置きした麺をフライパンで味付けながら炒め直しする。ソース焼きそばや焼うどんに近いものだった」とか、読んでいると郷愁にかられてしまう解説。そうしたら、「様々な本格的パスタが食べられるようになった今日ではレストランでナポリタンを見かける機会は減ってきている。このため、ある種の郷愁と共に語られることも多い。」とこちらの気持ちまで読まれてしまったかのようだ。
- Wkipediaのこの項目「ナポリタン」誰が書いたんだろう。
- スパゲッティナポリタン、ほうれん草の胡麻和え、とんかつ、豆腐、(巻き寿司)
木曜日, 2月 08, 2007
水曜日, 2月 07, 2007
お金の置き所(受け売り)
- 「株をやるなんてとんでもない」というのが日本人の(古い?)多くの考えだと思う。そのため、利子がほとんどつかない銀行預金や郵便貯金等に日本人の資産の大部分が眠っている。
- そういうことは、認識されているが、かといって投資を積極的にやりましょうという日本人に訴えかけるような話を聞くことは少ない。「話はわかるが、どうもなあ」と心にひびかない話が多い。どうも「額に汗して働くのがまっとうで働かずして金を儲けようというのは卑劣だ」という方が腑に落ちる。
- 伊藤洋一さんの話(PodCasting, 伊藤洋一のビジネストレンド 第69回「変わる日本のマネースタイル-貯蓄から投資へ」)は、かなり納得がいった。それを参考に(自分勝手に)株のすすめを書くと、
- まず、投資というのは良い事業のアイデアをもっているがお金のない人に、お金がある人が融通することである。お金を転がして人をだまして儲けるというような考えではなく、いい事業が動くようにすることに意味があるはず。そして、同じ投資するなら、「銀行に預けて銀行が投資するより、直接、良い事業をしている企業に投資する方が良いではないか」ということである。「銀行が本当に事業を見る眼があるのですか」というのが問題である。銀行はプロであるだから間違いない、と簡単に言いたくない。私の方が見る眼があるとは、よう言わないけれど、「私はその銀行がお金を入れるところよりリスクはあってももっと応援したいところがある」ということはある。
- さらに、外貨をもつ必要性についてはもっと納得性が高い。「日本人が外貨をもたなかったのはある意味当然で、1ドル360円から徐々に80円まで円が上がっていったのだから、だんだん価値が上がっていく円を持っている方がよかった。ところが、円安基調になって1ドル80円から120円ぐらいになってきている。だんだん円の価値が下がっている。この先さらに200円にでもなっちゃうとどうか。アメリカ旅行にいけるのが、限られたお金持ちだけとなってしまうかも。そういうときには、外貨で持っておくとよい。イギリス人はポンドが下がっていく間も外貨をもってやりくりしていたのだ」そうだ。また、「外貨をもったら1ドル110円から100円に下がったぐらいで損したと大騒ぎする人がいるが、そういうのは意味がないという。わずかばかり持っている外貨の価値が下がっただけで、もっている資産の大部分である日本の資産価値が上がったのだともいえるはず。要は偏らないでバランスをとること」と解説していた。
- ご飯、豆腐、ほうれん草と筍の炒め物、カレーコロッケ、水菜と厚揚げの煮物、キムチ
火曜日, 2月 06, 2007
ワーオ
- PodCasting、「湯川鶴章のIT潮流」だったと思うが、その商品の「ワーオ」は何ですか、というような言い方をしていた。「ワーオ」と驚くようなところのない商品は売れない、理屈っぽい説明はもうわかったから、その商品が人をビックリさせて惹きつけるところはどこなのか、という意味だ。
- これは私には良くわかった。Steve Jobsがappleに戻ってきて変わったのはまさにそこだったと思う。デザインが斬新だった。フロッピーがなくなった。指でくるくる回して選曲する。画面をチョーンとはじくと曲のリストが流れる。なんていうのは、技術者が考えたものかもしれないが、製品として完成したのは彼の個性そのものでもあるように思う。
- モノを作る仕事(実は人の健康にかかわっており、人を楽しませるものではないのだが)をしている人間として、ひとをビックリさせるようなところのある製品に是非かかわりたいものだ。
- おかゆ、カレーコロッケ、ザーサイサラダ、もずく、豆腐
月曜日, 2月 05, 2007
日曜日, 2月 04, 2007
土曜日, 2月 03, 2007
アル・ゴア
- 「世界一受けたい授業」にアル・ゴアが出ていた。ほんのさわりだったが、地球温暖化を示す写真をいくつか紹介していた。
- 「ほんの一瞬大統領だったアル・ゴアです」というのが最初のつかみだった。出演者の回答に対する受け答えはさすがに政治家、如才ない。こういう受け答えはアメリカの政治家の方が日本よりずっとうまい。
- 政治のことはあまりわからないが、ゴアさんはアップルの役員でもあったと思う。環境問題、ITの理解等、なかなかの人物だとは思うが、人気はどうなのだろう。この人は、ブッシュのように、アメリカは正義の味方だというような一般人受けするアッピールはあるのだろうか。
- 巻き寿司、あさりわかめお吸い物、いわし煮つけ、餃子
金曜日, 2月 02, 2007
国会の混乱
- 大きな問題となっているので柳沢厚労相の発現問題について簡単に。
- 新聞によると、講演会での問題の発言の部分は、「15~50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」という部分のようだ。
- 物理的な状況の説明としては喩のうまいヘタはあってもおかしな説明ではない。少子化の解決には女性に頑張ってもらう必要があるというという女性への依頼、お願いという趣旨であるなら失礼な発言である。
- 講演の全体が見た新聞にでていたわけではなく、しゃべっているところを聞いたわけでもないのでこれ以上良い悪いは判断できないのだけれど、本人がすぐ失言と思って謝っているものを、追求して国会が混乱するというのは大人げない。男女の役割の意識の問題を議論することは大変興味あることで重要だとは思うが、今回はピシッと指摘をしてもういっぺん謝らせたら終り、ぐらいの問題じゃないのだろうか。議論する時と場合が違っているのではと感じた。
- ご飯、クリームシチュー、豆腐とトマトのサラダ、おでん、キムチ
木曜日, 2月 01, 2007
不都合な真実
- 「不都合な真実」(アル・ゴア)という環境問題を扱った映画、本が評判のようだ。最近知ったのだけれど、気象の変化等のデータが多数紹介されているようだ。環境問題に関心の低いアメリカで大きな話題となっているというから、これは大変よいことかもしれない。
- 1月20日から日本でも映画を上映するという話なので、近所の映画館の上映スケジュールをみてみたら、やってない。梅田のナビオTOHOプレックスでやっているようだ。
- 先日、本屋さんで確かこの本が置いてあったようだ。「ようだ」と書いたのは、ああ、環境の本かと気がついたけど、よーく見ずに通り過ぎてしまったから。でもちらっとみて、大きな本だったと思ったからたぶんそれだ。
- 最近の冬は雪が降る量や日数が少なくなってきたように感じる。ここ何年かは暖冬だ。この映画は見ておいた方がよいように思う。
- ご飯、おでん、豚汁、ザーサイサラダ、豆腐、ほうれん草のおひたし
登録:
投稿 (Atom)