- 企業の戦略を立てる上で、ビジョン、ミッションが重要であるとはよく言われる。しかし、もう一つピンとこなかった。こんな企業になりたいと皆が納得するような理想を掲げればよいのではないか。そうなれればいいと感心するような理想。そうなれば確かに素晴らしいと納得できる。そんな理想を掲げればよいのではないか。
- しかし、考えてみれば皆が納得できるビジョンを掲げて意味があるだろうか。特定の事業に重点的にリソースを集中する判断が下せるのだろうか?そんな風に感じていたら、それにはっきりと答えている言葉があった。
- 「ミッションで主張していることが適切かどうかを調べるには、それに対する異論がありうるかどうかを考えてみればよい。異論がないなら、そのミッションの 主張は取り除くべきである。例えば、『金額に見合う最高の価値をお届けする』という目的に対して異論を挟む会社があるなどと誰が考えるだろうか。異論がな ければ、それは言うに値しないのである」(創造する経営、有斐閣)
- 確かに。ある事業に重点を置けば、他の事業にはリソースがまわらず不満の声が上がる。それを、判断する根本はこれだというものを、経営者は示さなければならない。
- なるほど、ビジョンは厳しいものだ。常に企業の内外に問いかけ、示し続けなければならない。
火曜日, 7月 01, 2008
ビジョンが適切なものかどうかを判定する基準
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