日曜日は秋葉原へ出かけ、ビブリオバトル首都決戦を見てきた。
ベルサール秋葉原というのが会場で、会場には扉がなくビルの中ではあるが、外の通りから完全にオープンな場所でやっていた。
ビブリオバトルというのがどんなものか知らず、たまたまウェブでの告知を目にして決勝戦の観覧を申し込んでしまったのでやってきたのだったが、なかなか面白いと思った。
ビブリオバトルとはどんなものかとか、優勝者はだれだったかというのは、ウェブで紹介されているので、
そちらを見て欲しい。これだけではどんなものか分からないので、簡単に説明すると、
・猪瀬さんが、佐藤可士和氏、東浩紀氏に声をかけ、谷口忠大氏らの開発したビブリオバトルという形式の知的書評合戦を全国規模でやりましょうと3年前から始めたものらしい。
・大学生や大学院生を中心に全国規模で予選をやって日曜が準決勝、決勝だった。
・水道橋博士もゲストとして来ていた。
ビブリオバトルとは、
- お気に入りの本を持って集まる!
- 順番に一人5分で紹介する!(+2~3分のディスカッション)
- 「どの本を一番読みたくなったか?」で投票を行い チャンプ本 を決める!
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と言う手順でやるものだそうだ。
どんなものか知らなくても、一度誰かがやっているのをみたらどんなものかはすぐ分かる。手軽にできて、ゲームだけれども、プレゼン能力がものをいうし、本を選ぶ所や紹介する箇所で発表者の個性もわかる。誰か偉い人に勝ち負けを選んでもらうのではなく、参加者の多数決でチャンピオンを決める。
とまあこんな具合だ。何回もやると少しずつうまくなるかもしれない。
当日参加して面白かったところは、決勝戦では、猪瀬、佐藤、東、谷口、発表者が発表後のディスカッションをやったのだが、猪瀬氏がストレートにダメだしをしたり、水道橋博士が飛び入り質問で、発表者のプライベートに踏み込んだ質問を遠慮なくしていたことだ。なるほど「こんな有意義な視点を教えられたので、これからもっと調べて勉強したいです」という話に、「えらいえらい、頑張ってね」じゃ面白くない。どこに興味をもったのか、面白いとおもったポイントをどうやって調べるのか。調査したというが、調査はこれから始まるのでまだ調査に入っていない」なんて、突っ込まないと面白くない。これを、衆人の前で厳しい学者や一線のビジネスマンに大学生(高校生も一人いた)がガチで立ち向かうのは、相当きついと思うがーーー。でも本当に実になるだろう。
ビブリオバトル、
これは面白い。これはショーというよりは参加して面白いものと思う。こんなのが、はやると日本も海外に向けて一皮むけるかもしれない。