土曜日, 6月 23, 2012

胃カメラ初体験

バリウムの胃の検査で引っかかって、胃カメラの検査を受けることになった。昨日、会社から早く帰り、胃カメラの検査を受けた。どんなものだったが記録しておく。

胃カメラは苦しいという気がして受けたくない検査だったが、必要なら仕方がない。人に鼻からチューブをいれる方法の方が楽だと鼻からやってくれる病院を選んだ。検査の予約は病院の常で、かなり混んでいて検査の日を決めるのも自分のスケジュールを後からみながら相談した。朝に受けようとすると1月以上先の日をいわれた。あまり遅くなるのもいやなので、早めの日を頼むと予約時間が午後4時からになってしまった。午後の遅い時間だとそれまで食事をしてはいけないのでその日はそれまで食事を抜かなくてはならない。結局、前日の午後9時から19時間の絶食になってしまった。午前中はいつもと変わらず仕事をしたが、昼食をせずパソコンに向かって机に居続けていると、なんとなくいつもと違って落ち着かず、検査のことが気にかかった。早めに帰宅し、ちょっとした用事を済ませて病院についたのが3時45分。ちょっと早すぎなのだが、iPhoneでPodcastを聞きながら待つ。
予約した時間は4時だったが、その5分くらい前に呼ばれて、診察室に入りいよいよ開始だ。まず、胃の泡をとるという飲み薬を飲まされた。20−30mlくらいあった。こういうのは少しずつ飲んで一旦つっかかると辛い。一気に飲むに限る。一息で飲んだのでどんな味かはあまり感じなかった。すごく苦いというわけではなかった。次に、鼻の穴を通りやすくするためということで鼻の通り道を開く薬を入れられる。鼻にポタポタ液を垂らすのかと思ったら、前を向いたまま、スポイトみたいなものですっと入れたので驚いた。気持ちの準備もなく鼻に液を入れられたので、少しむせた。むせないように入れて欲しい。文句をいう気もなかったしその余裕もなかったが、もうちょっとやり方あるのではと思った。鼻にティッシュをあててしばらく垂れないように押さえておくようにいわれた。
それから5分ぐらいして、いよいよ先生が登場してカメラの挿入だ。カメラを見ながら、ここの三角の部分が見えますか、ここが声帯、この先に気管支があります。そしてその脇のに食道があります。閉じているところを通していきます。と言ってすっと入れていった。通過するとき、おえーっと吐きそうな反応が来た。これが1−2秒だっただろうか。ほんとに短い間だったけど、つらいのは辛い。ただそれを過ぎると後は何も感じない。オエーッときた気分の悪さは残っていはいるが、それ以上何も感じない。食道、胃と「きれいですね」と問題なかった。この部分が胃の曲がっているところ、入り口をみたところとか、さすがに先生は自由にチューブを操る。モニターをみながら説明してくれるのを聞いていると自分の身体の中というのが実感としてはない。客観的に見ていられる。冷静にチェックしている気分でこれは良い経験だと思う。チューブの出入りでは全く痛さどころかチューブが入っていることすら分からない状態だ。胃を過ぎて十二指腸にはいったら、私には牛乳のかすが少し残っているのかと思ったような、白いところが点々とあった。「十二指腸は少し荒れていますね」との診断だ。「この辺り、丸くなっていて、おそらく以前にやってますね。それが治ってまたあれてるように思います、少し組織をとっておきましょう」とチューブの中を通して別のチューブを通して組織をちょっと採取した。カメラでその様子もよく見える。組織を採った後、血がにじんだが、「たくさん血がでているように見えますが、拡大して見てますからね。たいしたことはありません」とのことだ。さらにピロリ菌の検査もしましょうとのことで、胃でも組織を2カ所採った。
これで、作業は終わり、後は胃カメラを抜いていく。食道から喉を通るときも今度はなんんともなかった。最後に、後1時間半くらいは食べ物を口にしないように、今日はお酒や刺激物は避けるように。しかしそれ以外は普通に食事をしていいとのことだった。説明を聞いた時の時間が4時30分だったから全部終わるまで、30分と少しかかった。結局胃カメラの他に、組織を採るような操作が入ったため、1万円弱かかった。十二指腸の方の薬は薬局で1000円くらいかかった。後は、2週間後に結果を受け取る。
今日の結果は、まあ予想範囲内か。食生活を少し考えてみると、確かに刺激物はたくさん摂っている。わさび、からし、唐辛子は大量には使わないが、頻度は高い。仕事のストレスは、これは対処の仕方を考えよう。今日の方針は刺激物を少し控えることということにしよう。

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