由良秀之著、「司法記者」を読んだ。
ネットで調べて既に郷原氏が由良という名前で小説デビューした作品であるということを知って興味をもって読んだ。読んでみると、「法令遵守が日本を滅ぼす」で知った土木事業の入札の現状とそれにそぐわない法律の間で、司法やマスコミが適切な対応をとれていないという郷原氏の問題意識が、新書やマスコミでの活動では十分伝わらないと考えて、小説の形をとったのだということがわかった。
確かに、わかりやすく直接訴えかける力の強い作品だと思う。多くの人が読んで、特捜の実態が分かることが必要だ。この作品に対する反応にどのようなものがあるのかにも興味がある。
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