- シチズンズ・カレッジ主催の梶原しげる氏 講演会『話がうまいひとはやっている「聞き管理」』を聞いてきた。
- 最近、ウェブ上(日経ビジネスアソシエオンラインの「プロのしゃべりのテクニック」)やポッドキャストで文章に接することの多い梶原さんはどんな方なのか、目にしたいという気持ちもあって出かけた。
- 講演の時にメモした内容から2、3書き留めておく。
- フリーのアナウンサーであるが、いろいろな活動をされているようだ。演歌を英語に訳して歌うことをされており、「Michinoku Lonelytrip(みちのくひとり旅)」という歌をつくって、最近はレゲエンカというジャンルが作られつつあるという。その道の先駆者らしい。クリエイティブサーティという会社に属しているらしい。
- 6:45から8:20ぐらいまでびっちり話をされたが、さすがにプロ。聴衆を主体的に参加させることを意識したさまざまな手段を考えていると感じた。つかみでは、夏から秋にうつる季節は人恋しくなり癒されたいという気持ちが高まるという話の中で、ご自身の「Michinoku Lonelytrip」を流して登場する。頑張って努力しましょうという勝間本から、勝間和代をめざさないという香山リカさんの著書に人気がでたりするという自己啓発本のトレンドの話。癒し犬「ディロン」がでてくるTV番組の話。すべてを知っている訳ではないが、意識の高い聴衆をひきつけるには合った話題と思った。
- 「聞き管理」⑤つのチェックという5つの質問が書かれた質問シートを配って、参加者にチェックしてもらう。そして、どの程度できているか手を挙げてもらって確認する。それだけで、自分はどれくらいできているかなという参加者の意識はあがる。これはよくある手法である。このほかに、ごく簡単な質問を出して隣同士で議論してもらい(1分ぐらい?)答えさせるといったようなことをしていた。質問は「10円玉にはふちにギザギザがついていますか?」とか「千円札には印がいくつあるか?」「表と裏の印の色は少し異なっているが何故?」といった問題。かわった問題だが、答えを聞くとなるほどと思うようなことをとりあげている。これで、効果的な議論をするには相手のいうことをよく聞くことが大事なのですよ、という梶原さんの話に持っていく。
- 講演のプロの話を聞くと、旬の話題をうまく使って、いかに聴衆を引き込むか、心を砕いているのが感じられる。1時間半ぐらい身のある話をするためには、どれくらいの準備をしているのだろうか。
木曜日, 8月 20, 2009
梶原しげる氏の講演会
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