日曜日, 6月 06, 2010

中田英寿、本田圭佑対談

  • TVをつけたら日本サッカーの中田と本田が対談していた。
  • 面白かったところを抜き出してみる。
全日本メンバーはうまいよね。練習での技術は世界でも高い。なぜ、試合ではそれがでないのだろう。
それは使い方を知らないからだろう。スペックはすごい高くても、それだけで製品が1番だというわけではない。

  • iPhoneやiPadの解像度は同程度の大きさの携帯電話やノートパソコンより劣るのに、写真等の画像や動画等がきれいなのと同じことか。それはハードやソフトをトータルで最適化してユーザーの体験が最高になるようにチューニングしているから。という林信行さんの言葉(「iPadショック」から) を思い出した。
  • これは2面ある。電子製品と同じように、サッカーでも個々のスペックを上げることに血道を上げて、アップルにしてやられているのかということ。もう一つは既に、スペック争いでは日本は世界レベルに到達しているのかということ。後者の方は、潜在意識でまだまだと思っていたが、そんなことはない。一番課題のシュート力だって、フリーキックなら俊輔や遠藤、本田等、世界一とは言わないまでも既に一流であろう。
日本に足りないのは姿勢とか気持ち。
当たり前のことだけど、練習の時に本気の削り合いがあるのが世界標準。
自分の個性を出すこと、とチームのためにバランスをとるプレーをすること。後者は必要なことだけれど前者の方が大事。 
僕(中田)は2006年の時に、バランスをとることを優先して個性を出すことを控えてしまった。わがままを通しきれなかった人間だ。それがもどかしかった。一番失敗したこと。
 日本の殻を破ってステップアップするには自分を通して点をとること。
今回のW杯ではそこが見たい。

  •  中田さんはどうやら自分の思いをよくわかってくれる人が見つかるまで、そんな気持ちを引きずってきたようだ。今回、自分の思いを十分に受け止め、実際に表現してくれそうな本田選手を相手にかなり伝えることができたのではないかと思った。
  • 今回のワールドカップは日本が脱皮する姿、あるいはその前兆がみれそうだ。

 

 
 

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