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ムダな仕事はもう、やめよう
- 以前に、著書の「残業ゼロ」の仕事力や、デッドライン仕事術を読んで、仕事をだらだらやっている自分を反省させてくれた吉越氏だが、最近の著書である「仕事が速くなるプロの整理術」、「ムダな仕事はもう、やめよう」を読んで、仕事に取り組む姿勢について考えた。
- 「仕事が速くなる整理術」については、このブログに前にも書いたが、書類の整理と一日の時間の使い方、仕事の進め方が一体となった方法を詳しく解説されている。これは大変参考になって、何とか実践したいと思って、会社の机の引き出しに向こう3ヶ月のついて1日毎の仕切りと、この先1年間の月ごとの仕切りを作って、クリアファイルで書類を管理できるような準備をしてしまった。この一週間くらい仕事の合間に手作りで作成した。まだまだ、始めたばかりだが、デッドラインをびしっと決め、守ることの厳しさを改めて感じている。頑張って、できるだけ小さな仕事もこのシステムにのっけるようにしてみたい。
- 昨日の出張の行き帰りで読んだのが「ムダな仕事はもう、やめよう」である。この本は、日本のホワイトカラーの労働生産性向上のための吉越氏からの提言だと読んだ。生産の効率は定評のある日本であるが、ホワイトカラーの生産性は実は低いというのはよく受ける指摘だが、吉越氏の提言が一番実践的だと感じた。書いてあった指摘のうち、印象に残った2点について書き留めておく。
- ワークライフバランスという言葉が日本人にしっくり来ない理由:欧米では「ワーク」と「ライフ」と言う時には、ライフの中にワークは含めて考えない。対になっている言葉である。それに対して日本人は、人生「ライフ」の中に「ワーク」が含まれている。だから、欧米の考え方では「ワーク」と「ライフ」は天秤に乗せてバランスをとるというのは意味をなすが、日本では「ワーク」とバランスをとるべき対の概念が想定されておらず上手くこの「ワークライフバランスという言葉」が機能していない。(このように指摘されると、日本での議論は意味のあるものになっていないとしみじみ思う)
- ホウレンソウに頼るな:仕事の課題と目標、スタートとゴールは上司と共有する必要があるが、途中のプロセス、「どのような方法で、何をどうするのか」という部分は本人に考えさせるということである。何も、「上司の命令を無視する」とか「何でも自分で勝手にやる」ということではない。いけないことは、上司がプロセスにいろいろと口を挟むことであり、また部下が報告の際に結論まで考えて責任をもって実行することをせず、何でも頼ってしまうことである。そうすると、判断力、決断力がなんら身につかない。若いうちから自分で判断して、失敗することもあろうが、その重ねた失敗の数だけ、判断力、決断力が磨かれる。(確かに、判断力、決断力に優れたと感じる人ほど、最初から自分で結論を考え、スタートとゴールの報告をきっちりしている。その報告がきっちりできるのは、判断、決断に自分のちょっとしたあるいは大きな失敗に基づく数々の経験の反映を感じる)
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