日曜日, 8月 03, 2008

JOMOカップ-門前仲町の人気店で落胆を癒す

  • 昨日は、かねてより期待していたJリーグ選抜対Kリーグ選抜の対抗戦、JOMOカップを生で見てきた。国立競技場に入るのは何年ぶりだろうか。一緒に見に行く現在東京在住の友人(同僚)に連れて行ってもらった。以前は千駄ヶ谷から歩いていったのだが、大江戸線ができてからは、国立競技場駅が近いらしい。駅から地上に上がると競技場はすぐ目の前だった。これは便利だ。試合の後は、駅が大混雑するのが通例だが、昨日は違った。試合終了から駅に降りるまでは大混雑であったが、国立競技場駅の切符売り場の列に並んでいたのはわずか数人のみ。改札を通るのは全く渋滞なしという信じられない状況だった。また、乗り込んだ地下鉄にも座れた。立っている人の方が少ないくらい。これも信じられない。観戦者は、大江戸線の沿線である首都圏に住んでいる人は少なく、JRの駅へ乗り継ぐ人の方が多いからだろうとは、同行の友人の推測。
  • 試合は、高校時代のサッカー部の関係で手に入れたので、元サッカー部のチームメイト(とその奥さん)と隣の席で観戦した。席も悪くないし(SS席)、昔のチームメイトと一緒ということで話も弾んで良い環境だった、試合内容以外は。
  • 前半は、小笠原、中村憲剛の組み立て、ミドルシュート等、Jリーグ選抜が押し気味に進め、ペースを握っていくかに見えた。1点を取られた(37分、崔成国)時点では、その時点でペースアップして早めに追いつけばまだ十分こちらのペースに持ち込めると思った。まだ流れは悪くない。しかし、そこからずっと同じような攻め方が続き(サイド攻撃もできなかったではないか)、徐々にKリーグのペースになったように見えた。Kリーグは普通にやっており、Jリーグは自分で打開策をみつけられずに一人でこけていく、と言う感じか。
  • 後半、早々にPKをもらったがそれに失敗し、逆にKリーグにPKを決められてからはいいところがない。3-0となってから、小笠原のFKを闘莉王がコースを見極めて流し込んで1点をとることができたのみであった。
  • Jリーグの戦い方では、全日本と同じく怖さがないと思った。フォワードが弱いという欠点が大きいのはいうまでもない。大太刀の輝きを見せておいて、相手に恐怖を感じさせておかないと、いくら小笠原や憲剛がうまくつないでも、韓国のバックスの最後の線は崩れていなかった。効果的なラストパスに行く前に詰まった感じになっていた状況が多かった。特に前半は、相手のボールをうまく奪う場面が多かったのに、効果的な攻撃にいつまでも入れない印象だった。Jリーグ選抜のフォワードはヤンセン、チョンテセが先発(日本人FWより強力?)だったが、ガンバのバレーが中東に移籍がなく出ていれば、あるいはフォワードの強さを示すことができたかもしれない。ガンバもJリーグ選抜もバレー頼みというのが実情だろう。
  • 本当に強いフォワードの復活(高原?)か、ゴール前のすばやさ(大久保、大黒?)、高さで勝負(闘莉王、中沢、巻?)。これらの武器をも~~と磨いて、試合前半に大太刀の輝きをみせなければ、俊輔や遠藤の上手さが加わるだけでは、全日本サッカーの本質的な課題は解決しない。
  • また、良い席でみたからかもしれないが、ファンの行儀が良すぎと感じた。こういう試合はもっと、叱咤、野次、激励が飛ばないと―――。もっと騒げというのも変だが、本気で応援してるの?と感じるくらい静かにみているだけというのはさびしかった。
  • 試合後は友人の案内で門前仲町の人気店、魚三へ。きどらない江戸前の雰囲気のよさというのは日本橋や人形町界隈でも感じられそうだが、門前仲町まで下るともっと庶民的というか、素の江戸が感じられるように思った。
  • さかなはとびっきり。それを無造作に盛り付けたものをだす。店内(10m×10mくらいか?)をおばさんとお兄さん2人で捌いていく。普通のテーブルが一杯だったので、我々の席は窓側にくっついた小さなエキストラのカウンターみたいなテーブル。テーブルとテーブルの隙間は人が通れるかどうかぐらいだから、テーブルに向かって正面向きに座ることもできない。横向きに座って食べるような状態。お絞りなんかないし、少し遅かったから切らしている品も多かった。接客サービスはよくない。ゆっくり話しをしたいのなら全然向いてない。だけど、魚のよさ、上手いものを安く食べることを目的にしているなら、ばっちり。気風のいい応対は気持ちいい。2人で生大ビール、生酒冷1本、刺身/串かつ/天ぷら/煮つけ等(~300―600円)を6―7品くらい食べて、締めて4500円。この安さには驚いた。これは、混んで当然だ。

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