- 昨日、たまたま寝る前に「プロフェッショナルの流儀」を見た。
- プラスチック製光ファイバーを開発した小池康博さんが紹介されていた。私はこの方をしらなかったのだが、面構え、番組でのやり取りを聞いていて、すごい人だといっぺんで引き込まれた。今日のお昼には、誰か見なかったかと話題にしたが、周りで残念ながら見た人はいなかった。
- やり取りで一番印象に残ったのは、このプラスチック製の光ファイバーができるまで(最大の問題は光の透過性が悪かったことだったそうだ、それが100m光が通るようになるまで)14年かかったということであった。20歳のころから14年間。この人のように、自分の論理、直感を持っている人が、それに値する評価、社会的(大学の職員としての身分)、論文発表、その他もろもろ、そんなものを得られずに、純粋に自分の求めているプラスチック製ファイバーという結果だけを求めてそれに打ち込む。これは尋常なことではない。最初にこれはできると感じたものがよほど大きかったのだろう。常に原点に戻って考えるといわれていた。アインシュタインの方程式が常に頭にあったというように紹介されていた。そうでなければ、絶対他に目を奪われるはずだ。だからできた時には、これまで封印していたそのファイバーの次のステップにどどっと考えが向かったのだろう。
- また、この番組のホストである、茂木健一郎氏と住吉アナウンサーもすごい。本当に、ゲストの話にのめりこんで聞いている。住吉さんは、目をゲストに釘付けで、好奇心を隠しもせず、直截に聞いている。まるで小学校に入ってばかりの女の子のようだ。
- その表情を思い出したので、「すみきち&スタッフブログ」をみたら、番組の情景がそのまま書いてあって、番組を見た時の記憶がよみがえってきた。茂木さんと住吉さんというのもなかなかすごい組み合わせだと思う。
水曜日, 8月 27, 2008
14年間費やしても実現したいアイデア
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