- ユーザーエクスペリエンスを「おもてなし」と言うべきと言った中島聡氏のブログLife is beautifulで、何故iPhoneをターゲットにしたライバル機種が失敗しているかを説明している(本日の記事)。
- 加速度センサー・マルチタッチという最新の技術を持てば他社と差別化できると思って入れたわけではなく、使い勝手の向上のためには加速度センサーと マルチタッチが不可欠、という理由で入れている点に注目すべき。カメラの画素数が日本のケータイほど高くないのも、画素数を上げてもユーザーの満足度には 繋がらないから。スペック競争の消耗戦におちいりがちな日本のメーカーとは大違いだ。
正面にボタンが一つしかないこと、箱を開けるとすぐにiPhoneが見えるように梱包されていること、iPhone SDKのNDAがあれほど厳しいこと、シリアルナンバーが刻印されていること、薄くて軽い割には妙に質感があること...そういった一見あまり本質的でな い部分でのこだわりが、実はユーザーの満足度に直結しているということは、技術一本やりの経営者にはなかなか理解しにくいのかも知れない。(なぜ「iPhoneキラー」がことごとく失敗するのか、 Life is beautifulより)
- さすがに、これほど的確にiPhoneの「おもてなし」を的確に説明した文にはなかなか出会えない。
- それは、ここで書かれている一つ一つが重要であると考えている人はあまり多くないらしいからだ。私が目にしたり、耳にしたりするiPhoneの評判からそれを感じる。だが、予備知識なしにiPhoneを触った人の方がこれらを感じることができるのかもしれない。
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