- 「日本を教育した人々」(齋藤孝)を読んで、続けて「ウェブ時代をゆく」(梅田望夫)を読み始めた。
- 齋藤孝さんの本では、吉田松陰、福沢諭吉、夏目漱石や司馬遼太郎という教養人・知識人、しっかりした伝統的な学問を修めた人たちが題材だ。そのような教養を背景に、それぞれのやり方で日本人を教育した。その大きな影響力は、彼らの気概がバックボーンとなっているという話で、私には子供のころから現在までもっている彼らへの敬意にぴったりはまった話であった。
- 梅田望夫さんの本は、うって変わってアメリカ西海岸のスタンフォード、シリコンバレー発祥の文化が題材である。その自由を愛する文化を背景にして、「経済を求める」よりも「やりたいことを求める」というグーグルに代表されるのが「ウェブの世界」である。こちらも、私が学生時代を過ごした「京都大学」の雰囲気とも通じるものがあり、心惹かれる世界である。
- 2つはずいぶん受ける感じが異なる。一方は、漢文の匂いがし古い書籍に囲まれ畳に座って机に向かっている光景が浮かび、一方は明るい太陽の下、ハンバーガーを頬張って、パソコンを叩いている感じがする。しかし、どちらもどこか似た面もあるような気もする。それは理性への信頼とか、気概(ガッツ)といったものだろうか。
- 「ウェブ時代をゆく」を読み終わったら、また感じたことを書いてみたい。
- (夕食)ご飯、ゴーヤーチャンプルー、牛蒡と糸こんにゃく煮物、韓国海苔
木曜日, 11月 15, 2007
今日の読書
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿