- 映画を見に行った。
- 昭和30年代を再現した映像に引き込まれた。CGが駆使されているらしいが空の見える日本橋、古いままの東京駅、こだま号、羽田空港。一作目に登場した作りかけの東京タワーは、圧倒的な迫力があった。自身の体験でいうと、一作目はTVで見たため集中してみておらず、懐かしい印象はもったものの、過去のことをリアルに描いているなあとどこか冷静にみていたように思う。
- 今回は、金持ちの子で周りのことを馬鹿にしたようなことばかり言う、いけ好かない「はとこ」が転がり込んでくる状況が、子供の頃の生活感覚を強く呼び覚ました。特に、この「はとこ」が貧しい生活に対してショックを受けるところだ。
- そこに、登場する乾燥機。ローラーに挟んで、洗濯機についていて洗濯物を絞るタイプだ。私にとっては、もの心ついた頃に見たはるかに遠い記憶があるだけだが、妙に現実感をもって覚えている。その「はとこ」が洗濯物を干すお手伝いをさせられて「そんなことやったことなかったのに」という態度をあらわにしてしようがなくいやいややっている。洗濯物を落としてしまって、外にでると、そこには洗濯板でゴシゴシ洗濯している同級生の子が---。その子は「おじさんが忙しい時はご飯も作るよ」と言う。今からみると、ささやかなものだが、当時存在した格差の現実である。「はとこ」は洗濯物を干し終わって、遊んできなさいと言われたのに、進んで食器洗いを手伝う。
- このあたりから、自然に熱いものがこみ上げてきて、知らず知らず頬をぬらしてしまった。
- ちょっと映画の中身に入ってしまった。これ以上は書かないようにしよう。
土曜日, 11月 24, 2007
ALWAYS続・三丁目の夕日
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