金曜日, 11月 30, 2007

あと3年で、世界は江戸になる

  • 浜松町の本屋さん「dan」で「新「風流」経済学 あと3年で、世界は江戸になる!」(日下公人)を見つけた。Edyを使おうと思ったら使えなかった。本屋さんでEdyの使えるところは少ない。
  • 1970年頃、工業国として世界に登場した日本は、2010頃から、世界最先端の文化国となると日下さんは予言する。そのときの日本は、今の日本ではなく江戸の文化・文明、ライフスタイルが生活に浸透した江戸に復古した日本である可能性が高いそうである。
  • 日下さんは、江戸がいかに進んだ都市であったかを説明している。明治維新ですぐ40年ぐらいで欧米に追いついたのも、もともとそんなに遅れていなかったからと言われると、確かにそうに違いない。アジア諸国が欧米の植民地となるなか、日本が独立を保てたのも、吉田松陰に代表されるような気概を日本人がもっていたからというのはその通りだと思うが、高い文明を持っていなければ無理な話である。
  • 江戸が生ごみを肥料として使っていたリサイクル都市であり、浄水、下水の整った清潔な都市であったこと、治安が抜群のよかったこと、工業製品に美意識をもちこんでいる等々、日本人が自信を持てる話が次々展開される。
  • 江戸時代は封建的で息苦しく遅れた社会であったという思い込みを捨てて、発想を変えるべきであると感じた。

木曜日, 11月 29, 2007

おすしは如何に空気をふくませるか

  • 高崎に出張。午後会議をして、午後6時前に会議を終えて、東京(浅草)で宿泊。
  • 浅草に8時頃についた。お寿司が食べたくなって、仲見世の一筋東の道を歩いてみたら、「すし栄」というおすし屋さんがあった。
  • ビールを飲んで、お刺身を食べた。やはりおすし屋さんでお刺身を食べるとおいしい。最近はくるくる回っているおすし屋さんばかり行っているので、おいしい魚を食べられて嬉しかった。
  • ご主人と話をしていたら、この店も160年くらい歴史があるとのこと。昔、名が知られている「美家古」で食べたことがあると話したら、築地ではうちが帰る頃に仕入れに来ているよなんて言われた。すし屋らしい自慢話で聞いていて楽しい。
  • ご主人は甲状腺の病気、腎(尿管?)結石、冠動脈瘤と病気で苦労されているらしい。立ち居振る舞いはすし屋らしくきびきびした感じだが、こういう仕事の人には病気は大変だろう。
  • 一個の寿司は360粒(だったか?)に決まっていて、如何に空気を含ませふわっとできるかだそうである。だから握ってから5数えるくらいのうちに食べてもらうのがうれしいそうだ。それ以上置くとくずれてくるのだそうだ。前に「おいしんぼ」で読んだことがある話だとおもったが、具体的にカウンターとテーブルの客に出すすしは握り方が違うという話を聞いて、もっともだと納得し無知を実感した。

水曜日, 11月 28, 2007

Song for Memories

  • 妻と一緒に、鈴木康博さん、山本潤子さん、細坪基佳さんの「ソング・フォー・メモリーズ」のコンサートに行ってきた。
  • 元オフコース、元ハイファイセット、元ふきのとうの3人がユニットを組んでライブで活動している。3人とも、3グループのファンならよく顔を知っているのだろうけれど今は顔をみても私はわからない。しかし彼らのヒットソングを聞くと、よく聞いたことのある曲だ。特に「翼をください」は当時と変わらない歌声で懐かしかった。
  • 私より数年上の団塊の世代の歌手だが、若々しいし、特に声は年をとっていない。ユーミンやサザンの歌も歌ったが、自分の歌い方で歌っている。プロの矜持をしっかりと持っているという感じを受けた。
  • 歌は頭の中を昔に戻す力がある。映像もそうだ。この間みた映画「3丁目の夕日」といい、「ソング・フォー・メモリーズ」といい、団塊の世代ぐらいの人をターゲットにした作品がたくさんでてきたような気がする。今日も私より上の世代がすごい人数集まっていた。フェスティバルホールをいっぱいにするのは大変なことだろう。お金をもった団塊の世代に受け入れられる商売がはやるのは当然のことだが、これからどんなものがはやるか、自分の胸に手を当ててよく考えてみるとよくわかるのかもしれない。

火曜日, 11月 27, 2007

来年の手帳

  • 来年の手帳が本屋さんに並んでいる。
  • 一昨年から「ポケットアイデアマラソン」という樋口健夫さんの作った手帳を使ってきた。この手帳のおかげで普段おもいついた発想を書き留める習慣がついた。
  • この手帳では1日に2つずつアイデアを書くスペースが作ってある。これはアイデア出しのペースメーカーとなるように考えられてあって、一年に1000個だすように目標が設定してある。今年は現在1135個に達した。私の現在のペースだと、一日3-4個ぐらいだ。そうすると、この手帳が早くいっぱいになってしまう。
  • これからは少し工夫をしてみようと思っている。ひとつは、これまで書きっぱなしだったので振り返ってみる習慣をつけようということだ。とりあえず一週間ごとに一番よかったアイデアを選んで、それについてまとめて例をあげたり、文章にしたりしてみたい。もうひとつは毎日記録している、起床時間や歩いた時間、昼食の内容(値段)をまとめて生活のリズムを見えるようにグラフか表にしておこうということだ。
  • 現在それにあうようなデザインを考えているところだ。
  • (夕食)ご飯、鰆の西京漬、ナス煮、マカロニサラダ

月曜日, 11月 26, 2007

和食 ほのか 梅田店

  • 会社の1PJのお祝い会。
  • 約20人くらいで、普段あまり一緒にならないメンバーとの会食。若い人からベテランまで、こういう会ではどんな話題がいいのか、最初はなかなかわからない。
  • うどんには興味をもつ人は多いようだ。福島、野田に住んでいる人がいたので、「やとう」を紹介する。私は、「たけちゃんの大阪讃岐うどん情報」をみて知っているだけだが、一度言ってみたいお店である。ついでに「釜たけ」や「讃州」も紹介する。うどんの話ばかりしていたみたいだ。
  • 今日のお店「ほのか」は、泉の広場の上の映画館「梅田ピカデリー」のあるビルの地下一階。大変わかりやすいところにあった。雰囲気は静かでなかなかよい。料理も悪くなかった。久しぶりに上品な感じのお店だった。

日曜日, 11月 25, 2007

多能性幹細胞-日本の医学関係者に求められること

  • 人の皮膚から多能性幹細胞(iPS細胞)を作り出すことに成功したニュースが注目を浴びている。これまで再生医療に使用するためには、受精卵から作る胎性幹細胞(ES細胞)を利用することが前提とされていたため、倫理的な問題や拒絶反応等の問題が大きく立ちはだかるとみられていたが、このような大きな課題が解決される方向が見えてきた。
  • 京大、山中先生の研究は、すでにマウスで成功した手法を人に応用したものだそうだが、応用につながるような結果がこれほど早くでてきたことに驚かされた。まだ、ES細胞と同じように応用できるのかとか、癌遺伝子c-Mycを使っていることにより癌が生じる危険性の問題、遺伝子導入に使っているウイルスによる副作用の問題など解決すべき問題は多いが、応用に向け明確な課題が設定されたといえると思う。
  • 再生医療に向けての大きな進歩であることはいうまでもないが、メディアでの反響の大きさに驚かされた。海外の主なニュースでは、ウィスコンシン大の結果とともにとりあげられているのみならず、日本でも固いニュースだけでなく、バラエティ番組のようなところでも話題になっている。
  • まだ、ニュースを見たり聞いたりしただけで、しっかり把握できていない。今後の研究により、さまざまな再生医療、それぞれに対するゴールへの道のりが見えてくるに違いない。そうすれば、医療行為に結びつけるためのルールつくり、ビジネスにも動きが出てくる。それらに関する課題について研究者や医学関係のリーダー達は、想像力を働かせて十分考える必要がある。そういう面で日本では、これまで遅れをとることが多かったが、このような日本発の成果を生かすことが、日本の医学関係者に求められている。

  • (夕食)ご飯、春雨サラダ、鯵の刺身、クリームシチュー

土曜日, 11月 24, 2007

ALWAYS続・三丁目の夕日

  • 映画を見に行った。
  • 昭和30年代を再現した映像に引き込まれた。CGが駆使されているらしいが空の見える日本橋、古いままの東京駅、こだま号、羽田空港。一作目に登場した作りかけの東京タワーは、圧倒的な迫力があった。自身の体験でいうと、一作目はTVで見たため集中してみておらず、懐かしい印象はもったものの、過去のことをリアルに描いているなあとどこか冷静にみていたように思う。
  • 今回は、金持ちの子で周りのことを馬鹿にしたようなことばかり言う、いけ好かない「はとこ」が転がり込んでくる状況が、子供の頃の生活感覚を強く呼び覚ました。特に、この「はとこ」が貧しい生活に対してショックを受けるところだ。
  • そこに、登場する乾燥機。ローラーに挟んで、洗濯機についていて洗濯物を絞るタイプだ。私にとっては、もの心ついた頃に見たはるかに遠い記憶があるだけだが、妙に現実感をもって覚えている。その「はとこ」が洗濯物を干すお手伝いをさせられて「そんなことやったことなかったのに」という態度をあらわにしてしようがなくいやいややっている。洗濯物を落としてしまって、外にでると、そこには洗濯板でゴシゴシ洗濯している同級生の子が---。その子は「おじさんが忙しい時はご飯も作るよ」と言う。今からみると、ささやかなものだが、当時存在した格差の現実である。「はとこ」は洗濯物を干し終わって、遊んできなさいと言われたのに、進んで食器洗いを手伝う。
  • このあたりから、自然に熱いものがこみ上げてきて、知らず知らず頬をぬらしてしまった。
  • ちょっと映画の中身に入ってしまった。これ以上は書かないようにしよう。

金曜日, 11月 23, 2007

学習の高速道路-私の感じた例

  • このあいだ、「学習の高速道路」の話を書いた。思い出したことがあったので、書き留めておく。
  • 私がウェブを使った学習の可能性を最も強く感じたのは、これまでに解かれた「タンパク質の構造」がパソコンですぐ表示できることを知った時であった。
  • X線結晶構造解析やNMR等でタンパク質の3次元構造を解析し、論文に発表すると、ある期間内にデータベースに登録しなければならないことになっている。そのデータベース(pdb)は誰でもアクセスでき、公の機関や個人で公開されているソフトを使ってパソコンで3次元的に表示してみることができる。タンパク質全体の形をみるためには、その表面やポケットの形を見たいときもあるだろうし、アミノ酸がつながったつながり具合を見たい時、へリックスやシート構造等の骨格を見たい時もある。ソフトはよくできていて、用途に応じて自由に表現できる。
  • 一時これに凝っていて、いろいろなタンパク質(自分の研究に関係のあるものだけではなく、代表的なタンパク質も)を表示して、その構造をくるくる回して遊んでいた。もっとも面白い遊びは、次のようなものがある。
  • 「ある遺伝子を見つけた。まだ3次元構造はわからないが似た遺伝子の機能からどうもXXの機能を持つ酵素らしい」というような論文が報告されていたとする。その遺伝子のアミノ酸配列をあるサイトに放り込んでやると、すでに構造が登録されているタンパク質からもっとも近い配列をもつタンパク質を選びだし、その構造を元に、微調整してそのアミノ酸配列を持つタンパク質の推定構造を返してくれる。そのようなサイトがある。ここ数年、まったくいじっていないので最近のことはわからないが、もっと進歩しているだろう。
  • このような遊びは、タンパク質の基本構造が頭に入ると俄然面白くなる。私は、核内レセプターに特に興味をもっているけれど、自分の研究しているキーとなるタンパク質の構造には誰しも興味がある。このようなところから、構造に対する感覚を養って、3次元構造構築、機能との関連について、研究を進める若い学者が出てくるものと思う。

木曜日, 11月 22, 2007

3連休に

  • 今週はバタバタして疲れた。来週は前橋、筑波。紅葉が見れるかもしれない。3連休はゆっくりかつ楽しめることをしたいものだ。休日にしたいこと(しなければならないこと)を書き留めておく。
  • 映画鑑賞、おいしい魚を買ってくること、歩くこと、先週の手帳をまとめる、読書、それから議事録を書くこと、メールの返事を書く(仕事の)こと(悲しい)。
  • (夕食)カレーライス、牛蒡サラダ、

水曜日, 11月 21, 2007

うれしい連絡

  • 今日、高校時代のクラブの新年会のお知らせを受けた。
  • 会社の名前が変わり、勤務場所が変わり、使っていたメールアドレスが変わると、連絡をとるのが難しい。会社の所在地、家の住所が変わっているわけではないのに。こういうことは、伝えられて初めて気がつくことだ。
  • 本当に、努力して連絡をとってくれたマネージャー(当時の)に感謝している。
  • お正月に、久しぶり(数年になるか)に集まる。何とか参加したいものだ。

火曜日, 11月 20, 2007

学習の高速道路

  • 「ウェブ時代をゆく」(梅田望夫)を読み始めた。
  • 羽生善治二冠が唱えた「学習の高速道路と大渋滞」の考え方についての論考が詳しく書いてある。高速道路というのは、ウェブの環境が整えられたことによって、専門家になるための学習が容易になったことを指す。誰でもがこの高速道路を使ってある地点まで達することができるため、そのある地点に多くの人が到達し、大渋滞が起こるというのである。しかし、その大渋滞を通り抜け本当の専門家になるのは大変であるという現実も指摘している。
  • 確かにこの考え方は面白い。私にとっては、このようなWebの高速道路を使って専門家への道を突っ走った人についてあまり知識がなかった。その例として、「Ruby」のまつもとゆきひろ、「ZebOS」の石黒邦宏、「女流棋士」の里見香奈らの名前が挙げられているが、彼らの話がまず面白かった。そして、梅田氏の語る自身の履歴が面白かった。
  • 私がWebを利用して感じたところと通じる部分がたくさんあったと思う。私の場合、高校までは数学が好きであり、物理特に素粒子に心惹かれたが、大学の学部課程に進んでから、分子生物学に夢中になった。ATGCによって遺伝子が規定されていること、遺伝子がDNAの構造の中にはめこまれていることを発見したワトソン・クリックの業績があまりに見事だったからだ。生物という高校までは、むしろ避けてきた学問にかかわるような仕事に進むことになったけれど、それは不思議に見える生物現象が物理や化学のことばで理路整然と語られるその落差、美しさに引かれたからだ。
  • 無味乾燥な暗記などは最小限だけにして、どちらかというと原理原則だけ知っておれば後は考えるだけで理解できる物理や科学によって生物も解かれるのだというところが気に入ったのだった。論理的に説明されるべき生物・医学現象は数が多く多様であればあるほどchallengingである。その生物・医学現象は多く知れば知るほどよい(暗記はいやだけど)。そのような知識を得るのにWebがよい。Webによってさまざまな知識がいくらでも手に入るという感覚をもったのは、10数年前からのような気がする。googleが出て一気に加速された感じだ。
  • 将棋やプログラミングなどとくらべて、生物や医学の分野は高速道路はまだ不十分である。蛋白質の構造はまだ、アミノ酸配列だけ与えても十分とけない。DNA配列はわかっても、それが意味するところは、蛋白質をコードするほんの1-2%以上の情報は、ほんの少ししか解かれていない。
  • だから、梅田氏の言う「高速道路を過ぎた後のけもの道」の話が面白い。けもの道は自分で道を切り開いていくのである。自分で苦労したことは、人の話の中にも形を変えて見つけられる。

月曜日, 11月 19, 2007

うまい魚が食べたい

  • 朝家を出て、すぐ筑波に向かい筑波で昼ごはん、会議一つ、メールチェック等を済ませて、すぐとんぼ返り。帰りは、接続がよくて、タクシーでつくば駅について、5分後に快速に乗り、秋葉原駅では1分ぐらいで山の手線がきて、浜松町では、出発間際のモノレール快速に乗った。接続がわるければ、予約していた飛行機に乗り遅れるところだった。
  • 伊丹についてようやく、バスに乗るまで、15分ぐらい時間ができた。本屋さんで立ち読みして、「日本一うまい魚の食べ方」(生田與克)を購入。本を手にとって見て、思わず海の近くに旅行してとれたての魚を食べる状況を想像してしまった。こうなったらどんどん想像を広げて、その上でそのイメージにあった魚を食べることにしよう。年末はどこに旅行するか、考える材料ができた。

日曜日, 11月 18, 2007

gmail

  • gmailの容量をみたら、5Gを超えている。現在私が使用しているのは、49MB。1%に満たない。画像、動画を使っていないから増えないのだが。gmailを使っている人の平均容量はいくらぐらいなのだろう。

土曜日, 11月 17, 2007

やお屋の二かい

  • 妻と京都へ。
  • 朝から娘を受験に送り出して、二人で京都へ行った。八坂神社は門の工事中で、風情がなかったが、土曜日だからいつもながら人がいっぱい。今日は結婚式をやっており、白い角隠しをした花嫁さんがいた。こういうところで観光客に見られながら祝ってもらうのはどのような気分であろう。いい記念になるのは間違いないだろう。
  • お昼は河原町の方に戻って、どこで食事をするか迷った。「おめんNIPPON」、「ちもと」を覗いたが、混んでいるようだったので、錦市場にあるおばんざいを食べさせるお店にいった。妻がTVで紹介されている有名なお店だという。「かね松老舗」という八百屋さんの2階でやっている「やお屋の二かい」というお店である。ここも混んでいて、1時間くらい待つ必要があったのだけれども、せっかくなので予約をいれて、大丸で時間をつぶして待つことにした。
  • 食べたのは、「長寿ランチセット」2100円。というか、このメニューのみだった。
  • 献立は、焼き物(野菜のお揚げつつみ焼き)、炊き物(南瓜の炊いたん)、小鉢(大根、九条葱、生姜の炒めたん)、和え物(小松菜、えのきのおひたし)、汁物(キャベツ、椎茸の麦味噌汁)、ご飯(菊ご飯)、香物(やお屋のお漬物)。このほかにデザートが選べた。
  • 食べた中では、焼き物がおいしかった。薄揚げにもやし等の野菜をつつんで焼いたものだが、お揚げさんの焼いて香ばしい風味、食感がよかった。肉類はなく、この揚げが蛋白質を担っている。後は、小鉢の大根を炒めたもの。シャキシャキとして歯ごたえがよい。小松菜のおひたしもシャキっとして歯ごたえがよかった。特にかわったものではないが、京都のおいしい野菜をちゃんと食べさせてくれる。
  • 錦市場では、卯巻き、漬物を買って帰った。
  • 京都らしい、食事と買い物ができて満足。

金曜日, 11月 16, 2007

門黒-十三の寿司屋

  • 元上司の送別会。
  • 十三の古いすし屋さんで送別会。いろいろ昔の話がでたが、元上司が私のことをほめてくれたのが「Notesがいかに情報共有に使えるかを説明してくれた」ことだった。メールが使われだした頃で、それがどれだけ広く使われるのかよくわからなかった時代に、さらに新しい道具を知らせてくれたことを評価してくれたようだ。だから、私の言うことはよく聞いておこうと思ったと言ってもらえた。
  • そこで、今日はブログやiPod touchを紹介したが、もうひとつ関心を呼び起こせなかったのは、私の実力不足。どちらかというと昔堅気のこのような人が納得できるように説明できないと世の中変わらない。
  • 今日のメンバー(10人くらい)に、私のブログについても紹介したが、「たべもの日記」とだけ言って、たどり着ける人がいるかどうか。これは、私の話で真剣に探す気を起こすことができたか、話のうまさによる。その点では自身がない。
  • 「先見力」があると人に認めてもらえるのはうれしいことだが、なかなか自分の意図したところで認められず、少し違ったところを認めてもらうというのが通例のようだとよく思う。
  • 「門黒」今日のお店。古いお店で、昔から名前を聞いていたが、ずっと行った事がなかった。宴会でなく、ゆっくりすしを楽しみたい気がする。

木曜日, 11月 15, 2007

今日の読書

  • 日本を教育した人々」(齋藤孝)を読んで、続けて「ウェブ時代をゆく」(梅田望夫)を読み始めた。
  • 齋藤孝さんの本では、吉田松陰、福沢諭吉、夏目漱石や司馬遼太郎という教養人・知識人、しっかりした伝統的な学問を修めた人たちが題材だ。そのような教養を背景に、それぞれのやり方で日本人を教育した。その大きな影響力は、彼らの気概がバックボーンとなっているという話で、私には子供のころから現在までもっている彼らへの敬意にぴったりはまった話であった。
  • 梅田望夫さんの本は、うって変わってアメリカ西海岸のスタンフォード、シリコンバレー発祥の文化が題材である。その自由を愛する文化を背景にして、「経済を求める」よりも「やりたいことを求める」というグーグルに代表されるのが「ウェブの世界」である。こちらも、私が学生時代を過ごした「京都大学」の雰囲気とも通じるものがあり、心惹かれる世界である。
  • 2つはずいぶん受ける感じが異なる。一方は、漢文の匂いがし古い書籍に囲まれ畳に座って机に向かっている光景が浮かび、一方は明るい太陽の下、ハンバーガーを頬張って、パソコンを叩いている感じがする。しかし、どちらもどこか似た面もあるような気もする。それは理性への信頼とか、気概(ガッツ)といったものだろうか。
  • 「ウェブ時代をゆく」を読み終わったら、また感じたことを書いてみたい。
  • (夕食)ご飯、ゴーヤーチャンプルー、牛蒡と糸こんにゃく煮物、韓国海苔

水曜日, 11月 14, 2007

浦和レッズvsセパハン

  • 後半の途中からみたので、永井のゴールを見逃してしまった。しかし、阿部のゴールはしっかり見た。相手チームではナビドキアがいやな選手だ。
  • セパハンは精力的に攻めて来る。中東特有の攻めで、日本の苦手なタイプだと思う。浦和はバックスがしっかり守った。堀之内も闘莉王もよくやっていたと思う。中盤が少し薄かったように思うが、こういうチームに今後も勝ち続けるにはその辺が課題なのではないか。
  • 12月7日からクラブワールドカップに日本から初出場となった。楽しみが増えた。

火曜日, 11月 13, 2007

京都

  • ここ1,2年京都に行っていない。2年ほど前に京大に行って、時計台の所がかなり変わったことを知ったのが一番最近の記憶である。京都駅もずいぶん変わったがそれもかなり前のことである。
  • 京都の野菜はおいしい。千枚漬けでも買ってきたい。
  • 今週の土曜日に久しぶりに妻と行く予定である。何を食べるか、どこに行くかゆっくりと考えたい。
  • (夕食)ご飯、おでん、かいわれとかに蒲鉾のサラダ、豆腐、韓国のり

月曜日, 11月 12, 2007

飛び込み仕事と、すぐに片付けるべき仕事に追われて

  • 朝からしなければならないと思っていた仕事をやっと片付けて、さて今日からの仕事にとりかかろうと思ったのが午後6時ごろ。
  • これでは、まともなことはできない。明日は、早くできる仕事はうんと省略して(ほんとに必要なことに絞って)、何か前進したと思えるようにしたいものだ。
  • (夕食)ビール、豚肉のもやし/ナス蒸し、ジャガイモとにんじん蒸し、キムチ

日曜日, 11月 11, 2007

日本の医学・生理学研究

  • BTJ/HEADLINE/NEWS The PRIME MAIL 第1060号の「The Opionion」では倉地先生(産業技術総合研究所・年齢軸生命工学研究センター長)がノーベル医学・生理学賞受賞者の米国と日本の差に触れて、彼我の研究支援体制の差について述べておられた。
  • まず数字から、米国NIHの研究費支援による研究でノーベル賞を受賞した研究者は既に100名を越えている(2004年時点で105名)のに対して、我国にはこの分野(生理学・医学・生命科学関連)はいまだ皆無。
  • この事実に対して、先生は日本でも受賞者がいる物理・化学分野と学問の状況について比較しておられる。論理思考・解析が相当可能な段階にまで発達している物理・化学とは異なり、生物・生命科学はいまだ混沌とした複雑系そのものであり、まだまだ解析・観察そのものが絶対的に不足し、現象が論理思考で十分説明できる段階には至っていない分野であるという指摘である。確かに、先生の指摘しておられるように、今でも生体構成物質/医学生物現象の解析法・方法論開発に多くのノーベル賞が与えられている。
  • このような現実を踏まえて、「生命科学・医学分野の研究で観られる日米間の違いは、主として創造的・独創的研究が持続的に遂行できる環境と支援体制が整っているか否か(予算額も含め)、の差に起因すると思う」という指摘はまったくポイントを正しくついた言葉である。
  • 続いて、「申請者が大物研究者だとか受賞歴等の肩書き、人間関係(弟子、友人である)等に左右さるべきではなく、あくまで独創性と創造性溢れる研究の内容・質(メリット)を審査判断基準の中心に明快に据えるべきである」と述べられ、米国のNIH等では、その通りの研究支援の仕方となっていると述べられる。審査でも当然そうあるべきという共通理解があるであろう。ところが、日本ではどうか。研究費の審査にかかわった私の乏しい経験から受けた印象では、大物研究者や受賞暦・肩書きがやはり影響を与える場合があると思う。細かい事例を挙げることはここではしないが、研究者ではなく、事務官がこれまでの経験等から、審査員を選んでいた場面に遭遇し仰天したことがある。主査の大物研究者と相談はしているだろうが、多岐にわたる専門分野から適切な委員を選ぶ際にそのような閉鎖的なやり方では十分な審査が保障されないのはいうまでもない。審査員の少なさ、過重な時間的負担がまず大きく、独創性とそれを生かした計画性を判断するために、ボランティア的活動に過度に依存した体制であることもある。一言付け加えると、競争的研究費改革とそれによる各公的研究費運営に対するプログラムオフィサーの手当てが進められ、大幅に改善されてきていることは世間に知られてよいことであると思う。
  • さらに続く先生の言葉はプログラムオフィサーら研究費の審査にあたる人たちへの今後の活動に対する叱咤激励と受け止めておきたい。「公的研究費申請審査プロセスは、健全な競争性(公平性/信頼性)と持続性、進歩を強く促すポジティブな性質を持っているべきで、単に研究費獲得成功万歳、不採択で落胆、審査と決定の詳細理由不明、に終わり、その繰り返しを行っておればよいものではない」
  • 昨日の日本精神の先進性に比べると、ノーベル賞を生み出すような創造性を支える精神は遅れているといわざるを得ない。政治、社会に対しては、知恵を発揮する日本人が、科学に対して、及び腰であるような気がしてならない。どうも、団塊の世代あたりは、人口が過剰で過当競争であるからなのかもしれないが、自分の取り分を確保することに注意が向けられ、「面白い考え方だからもっとやってみろ」というような、支援の気持ちを持つ「ゆとり」がなかったのではないか。これからは、日本人の生命科学・医学分野の業績もきっとあがってくるに違いないと思う。まず、審査員が肩書きや受賞暦等にビビらない、そういうものには鈍感な世代になることが必要かもしれない。

  • (夕食)ご飯、シュリンプシトラスサラダ(えび、ロメインレタス、エンダイブ、ベビーリーフ、マンゴー、アーリレッド)、カレービーフン、豆腐とほうれん草

土曜日, 11月 10, 2007

独走する日本

  • 「独走する日本」(日下公人)を読了。
  • 靖国問題の解説で最も腑に落ちる説明をしてくれるのが著者の日下さんである。中国がなぜこんなに日本に食ってかかるのか、なかなかわからなかったが、それが儒教によるのだとは目から鱗だ。
  • 儒教が時間がたって儒学となって、議論を重ねていくと極端になっていく。学はイデオロギーになり、イデオロギーはキッパリ断定するほうが勝つものである。そういう思想の下では、新政権は旧政権を否定する。朝鮮半島も中国から儒教が広がって、儒教ではもっと極端になっているから、放伐論を今でも続けている。別に日本が憎いのではない。
  • ここの部分は日本人がわかっていない点であろう。国民がわからないだけでなく、政治家もわかっていないと思う。
  • 日本は諸外国と違う。一神教と多神教、大陸と島国、砂漠の民と森の民、いろいろな論点があるけれど、もっとも違っているが、歴史の長さだという。アメリカはワシントンの建国から230年だから新しいというのは皆理解している。それではヨーロッパではどうか。フランスはシーザーが攻め入ったときはガリア地方でケルト人だったが、一部は逃げてイギリスにわたったが、残った人はローマに征服されてラテン語をしゃべるようになった。ケルト語は忘れてしまった。それから何百年もたってからセーヌ語を「フランス語とする」ようになったのが今のフランス語の下だという。英語も400年前ぐらいからということである。中国は古いと思っていたが「中国の歴史は底が浅い」のだそうだ。遺物が残っていない。どんどん壊してしまう。これらと比べると日本は1万年前から同じ人が住んでいる。血も言語も続いている。
  • このような歴史の長さが、日本人の常識、センス、思想、精神を形づくって来た。日本は、欧米のように原理原則がしっかりしていなくて、「融通無碍だ、無原則だ」というように考えがちであるが、そうではないと日下さんは言う。「神道、道教、仏教、儒教、景教、アカデミー教」とこれらを全部足し、混合し、一番いいところだけを残したのが日本の「民間信仰」であり、「もっとも普遍的な世界思想」だと評せると思うということである。
  • いわれてみると、一神教は「我が神だけが尊い」とするからほかを絶滅させてしまう。このような軍事侵略がなかったから日本はさまざまなものを自由に取り入れた。キリスト教も「日本人がもともとおもっていることに合っているところは取り入れるが、「神学」となると受け入れていない。神学校でもなかなか本当には成り立っていない。日本精神のほうが強いのであるというのである。それは私の実感でもある。
  • 日下先生の予言は、そんな日本精神であるから「日本精神が世界に広がる」のだという。これは、確かにそうかもしれない。それは多くの日本人が感じていると思う。しかし、世界はなかなか日本の良さに気がつかないし、ゆっくりである、ゆっくり過ぎる。その前に日本は取るに足りない小さな国になってしまうのでないかという懸念も抱くようになったのも事実であろう。日下さんの本はそんな日本人に勇気を与えるものであると思う。

金曜日, 11月 09, 2007

日本橋のお昼は行列だらけ

  • お昼は日本橋での昼食の定番と化した「昆ぶ禅」で。
  • 今日は、親子丼を食べたかったのでメニューを見てみたが、昼は丼とうどんのセットのみらしい。親子丼とぶっかけうどんを頼む。親子丼をしっかり食べたかった気もする。
  • 表にでると、周りのお店には、皆、列ができている。
  • ラーメン「ますたに」、洋食屋「たいめいけん」となりにあるラーメンコーナーはたいめいけんが出しているんだろうか。ここも並んでいる。そのほかにも、九州ラーメンのお店にも列ができている。
  • なんだかラーメン屋ばかりのようだが、ほかにもいろいろありそうだ。

木曜日, 11月 08, 2007

疲れたときはおいしいものを

  • 目が疲れて、体が重く面白くない気分になった。帰りの電車から降りた時に、急に何かおいしいものを買って帰ろうを思った。
  • それで、駅の前のスーパーに寄った。ちょうど、ひとつだけさば寿司が残っていた。安売りで580円で売っていたものが、その半額になっていた。儲け、と思って買ってしまった。
  • 明日は、早く出ないといけない。忘れ物をしてそれを会社にとりにいってから出張にでないといけないから。ゆっくり出られたはずが、---。まあしようがない。東京でなにかちょっと気の利いたものを食べ、途中で本でも読んでいこう。
  • (夕食)お好み焼き、さば寿司

水曜日, 11月 07, 2007

日本を教育した人々

  • 日本を教育した人々」(齋藤孝)
  • 本屋さんをのぞいたら、梅田望夫さんの「ウェブ時代をゆく」(ちくま新書)が出ていた。買おうかなと思っていると隣にこの本があった。ざっと中身を見てどちらも買いたいと思ったが、あさって出張なのでその時に買うのを残しておこうと思い1冊を選ぶことにした。
  • この本にしたのは、取り上げられている人たちがよかったから。吉田松陰、福沢諭吉、夏目漱石、司馬遼太郎。
  • 確かに、私もこの人たちに教育されたと思う。福沢諭吉の「学問のすすめ」は読んでなかったかな。まあそれでも、彼の書いていることの断片や、適塾の事などはいくつか読んだことがあり、間接的には非常に影響を受けていると思う。
  • 齋藤孝さんの本はリズムがいい。この本を読んで気分を高めたい。
  • (夕食)ご飯、イカとメカブ、肉じゃが、ポテトサラダ、豆腐

火曜日, 11月 06, 2007

自分が今考えたり感じたりしていることのルーツに戻る

  • 最近は、パソコン関係のことばかり書いているように思う。
  • どうも、時間に追われるように仕事をしているようだ。どこかにしっかりと、とっかかりを見つけてそこから考えを進めないと。
  • オリバー・スミッシーズがラスカー賞をもらった時かいたものをコピーして読もうと思っているが、置いたままになっている。それから初めて、10年前のアメリカのラボで考えていたこと、遺伝学をもういっぺん考えてみたい。
  • (夕食)とんこつラーメン、野菜サラダ、おでん

月曜日, 11月 05, 2007

iTunes U

  • iTunesで新しいサービスiTunes Uが始まっている。たまたま、新しいパソコンでiTunesをダウンロードしたら、Podcastsなどとならんで、新しいサービスに目がとまった。
  • まだ、アメリカだけのようだが、大学がいろいろな情報を発信するらしい。ランキングの1位にSteve JobsのStanfordでの卒業式の演説(動画)があった。また4位には、アル・ゴアのThe Earth in the Blanceと、これもStanford発の講演(音声のみ)だった。
  • よく探せば、面白いものがたくさん見つかると思う。
  • (夕食)おでん、野沢菜、マーボ春雨、ビール

日曜日, 11月 04, 2007

年末にいろいろと変化が

  • 土日ともパソコンの設定をやり、買い物に行き、散髪に行き、疲れたといって横になって本を読み、タカジンの番組を見て、ご飯の準備をして、あまり生産的でないすごし方をした。
  • 今年もあと2ヶ月、政局も小沢さんがやめて大混乱となった。仕事の方はバタバタとしているが、それなりに落ち着いてくるかと思っているが、まだまだ変動要因はありそうだ。
  • (夕食)炊き込みご飯、えび餃子(蒸)、野菜炒め、生野菜

土曜日, 11月 03, 2007

パソコンの設定

  • 今日、届いたパソコンの設定をした。
  • コードをつないで、インターネットにもつないで、必要なソフトを5,6個ダウンロードして、いつも読むブログを登録して、---と2時間ぐらいで大雑把なところは完了し、このブログを書いた。
  • 後まだ、古いパソコンからのファイルの移行などがあるが、外付けハードディスクに入れているので、あまり問題ない。問題は、iTunes/iPodに入れている音楽が、新しいパソコンに移せるかだ。それが今晩の課題。
  • いまのところ、新しいパソコンはきびきび動いて快調。メールはgmailだから何もしなくていいし、本当に楽になったものだ。

  • やはり、iPodに入れている音楽を新しいパソコンのiTunesに入れるのは面倒だった。Appleのホームページにやり方が書いてあり、そのとおりに行えばOKだった。私の行った方法はiPodをハードディスクとして利用して古いパソコンのiTunesフォルダをiPodにコピーして、そのフォルダを新しいパソコンに移すというものだったが、ファイルのコピーには時間がかかった。作業すべておこなうのに3時間ぐらいかかっただろうか。それでも、初期の目的を達成できてよかった。

金曜日, 11月 02, 2007

パソコンが届いた

  • 家にやっとパソコンが届いた(10/31)。今は出張先なので実物はまだ見ていない。ウェブで頼んで、あまり詳しくスペック等確めきれていないが、新しい機械は楽しみだ。WindowsVistaの使い勝手はどうであろうか。
  • 初めて夕食を出張先で食べた。6時半頃には夕食を頼んだ人の9割がたが食べていたようだ。7時までに食べないといけないそうだ。それから一仕事。
  • 両親の家に妻の入院が伝わり、家に電話があった。連絡をするタイミングを遅らせているうちに、日々の生活に追われて連絡を忘れてしまった。弟の奥さんがこのブログをみて連絡してくれたようだ。両親に心配をかけたかもしれない。
  • (11/1)今日の夕食は外で。初めて一緒に食事をする人もいて楽しいひと時であった。海外で4年も暮らして戻ったばかり。子供の教育問題はやはり大きな関心事であった。