- 映画「武士の家計簿」を見た。
- 加賀藩の下級武士で財政の専門家、猪山直之が主人公だ。そろばんと文筆が家業と言い、子供にも両方を徹底的に叩き込む。幕末から明治維新の頃、武士が困窮していた中で、思い切って金目の家財すべてをたたき売って、なんとか家を守り乗り切った才覚はすごいものがある。子供に家計をやりくりさせ、拾ったお金で不足を補ったと聞くや、叱りとばし、怪我をさせてまでそのお金を落ちていた場所まで戻させた。
- この頃の貧乏というのは今とは次元が違う。こんな覚悟をもって生きてきた人物が現在の日本をみれば、今の不景気等というのはただだらしない生活をしているだけとしか見えないだろう。
- 周りの武士は、対面を重んじる人ばかりであったろうが、自分の得意なそろばんに賭け、自分のやり方、経験を信じて対処していった人生は素晴らしい。
- そういえばどこかで見たことのあるような題名だなという気がしてたら、新潮新書の内容を映画にしたものらしい。本屋でみたことがあるわけだ。機会があったら読んでみよう。
土曜日, 12月 04, 2010
武士の家計簿
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿