木曜日, 5月 06, 2010

連休の読書

  • この連休で読み終わった本は、「電子書籍の衝撃」「アメリカ、中国、そして日本経済はこうなる」の2つ。2つとも、読み終わったのは5/6に大阪から単身赴任先のつくばへの移動中。
  • 「電子書籍の衝撃」(佐々木俊尚)では電子ブックを販売するプラットフォームを巡る現状について理解を深めることができた。音楽でのiTune Storeの成功をそっくりなぞってホールセール契約を下に戦略を進めたアマゾン。iPadを擁して後から乗り込んだアップルは、エージェント契約を出版社に提案してそれを覆しにかかる。こんな柔軟かつ大胆な、戦略をたて即座に実行する欧米のビジネスの天才達に争いには、日本人はどうしても遅れをとってしまっているのが現状。といっても競争はまだまだはじまったばかりだ。また、最後の方で書かれている「電子ブックが広がるにつれて本と本の読まれ方がどのように変わっていくか?」についての考察が大変面白い。この本は大変勉強になった。
  • もう一つの「アメリカ、中国、そして日本経済はこうなる」では、日下公人さんと三橋貴明さんの対談をもとに作った本だ。三橋さんというのは、インターネットを駆使して経済分析がすごい。日下さんとの対談でも、具体的なデータが示されていて説得力が高い。お二人が共通して指摘していたのが、マスコミがいかに不勉強できちんとした判断を怠っているかと言う点だ。三橋さんというのはこの本で始めて知ったのだが、注目したい人だ。

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