木曜日, 10月 02, 2014

室戸旅行


  • 9月29日と30日、夫婦で高知県室戸の星野リゾートーウトコに行って来た。
  • 子供達が、結婚記念日と私の誕生日のお祝い(+私の退職記念)に贈ってくれたものだ。星野リゾートは人気があるリゾートホテルで、リュックを背負った星野社長は成功しているホテル経営者としてテレビ等で見かけるが、星野リゾートホテルを訪問するのは初めてだ。
  • 室戸は小学生の頃、家族旅行で来たことがあるが、その頃の記憶はほとんどない。岩がゴロゴロしていて、荒い波が打ち寄せていたという印象があるばかりだ。今回、大阪の豊中から車で来てみて、やはり遠いという印象が強かった。
  • 行きは淡路島を通り徳島から55号線を使って、5時間くらい。帰りは、高知の方を回って、南国ICから四国を縦断し、高松を回って鳴門まで、後は行きと同じ道を戻った。高速を使うからそれほど時間がかからかからないかと思ったのは甘く、帰りは7時間くらいかかってしまった。
  • 星野リゾートはイタリアンの夕食、洋定食/和定食にビュッフェをミックスした朝食は上質で程よい量が食べられた。朝食がビュッフェだと食べ過ぎたりするのだが、うまくセットしてあると思った。また、スタッフがしっかりしていて安心できる印象をもった。窓一面に太平洋の波を見える部屋からの景色はすごい迫力だ。夜にはテラスから満天の星が見られた。忙しい人が都会を離れ、自然の中でリラックスするのにピッタリの環境を提供している。
  • それでも、これだけ遠くに来る人は多くないのではと思ったが、それは大違い。おそらく全部で20室あまりだろうと思うが、夕食の時の人の数をみると、満室のようだ。
  • 一泊して、次の朝はジオパークツアーにでかけた。室戸はジオパークに認定されており、その地形(東は急激に深くなっており、その地形を利用して深層水をくみ出している、また深成岩(斑糲岩)と柔らかい岩の地層が縦に並んだ地層が観察できる場所のようだ)からツーリズムによって経済活動に役立てようと世界ジオパークへの加盟が認定されている。
  • 地元の女性のガイドで、空海が修行した御厨人窟(みくろど)、第24番札所の室戸山最御崎寺(ほつみさきじ)、室戸岬灯台、海岸の地層や植物、中岡慎太郎像等を散策した。深成岩等、中学高校の地学を思い出した。最近少し、室戸の地理を勉強したので興味が持てた。ガイドさんは熱心で、質問にも一所懸命答えてくれた。ジオパークは4年毎に審査があって、落ちてしまうこともありえるそうだ。室戸は、場所的に遠いし、特徴も地味だと思えるので、維持するのは大変だと想像する。来年審査だとのことで、頑張って欲しい。
  • (補足)備忘のため書いておく。室戸の漁業は今、サンゴ漁と金目鯛漁だそうだ。サンゴは生えているのをとってくるというよりは、剥がれた(折れた?)枝をとってくるようなものらしい。後でネットでみると人気のある赤サンゴがとれるらしい。

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