- 日下公人さんの「優位戦思考で世界に勝つ」を読んだ。
- これまでの氏の著書でも優位戦、劣位戦という言葉が出てきていて、これは是非読んでおきたいと思った。以下のようなお話から始まる。第2次世界大戦以後の日本は、政治も経済もそして文化でもアメリカの導きに従うという姿勢があり、特に国際問題を論じる日本人は劣位戦ばかりで暮らしてきた人が多かった。
- 文化や経済では、日本の実力は既に十分認められ態度も変わってきていると思うが、政治の世界では明らかにこれまでの劣位戦思考から踏み出すのを躊躇することがおおかった。このようなことはほとんどの日本人は十分認識していることではあるが、優位戦というキーワードを持ち出してきて、明確に意識しなさいと諭してくれているのが日下先生である。
- 特にスポーツの世界で世界の一線で戦うための準備を担ってきた平田氏、松平氏の話は知らない事が多く面白かった。最近、韓国、中国のはしたないと見えるような日本への態度に対して、安倍氏の外交姿勢は非常にわかりやすく好感をもっているが、どうしてマスコミがそれをまっすぐに見れないのか、これは私には良く理解できないところが多かったが、劣位戦思考になじんでその中で幾ばくかの成功をおさめた人たちの習性であると言われるとだいぶ理解できた。なによりどのように対処すべきの指針となるように思った。
木曜日, 5月 01, 2014
「優位戦思考で世界に勝つ」を読了
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