土曜日, 3月 31, 2007

スティーブジョブズにアイデアを認めさせるには

スティーブジョブズにアイデアを認めさせるには次のようにすればいいという話がある。
  • まずジョブズにアイデアを話す -すると「いいなあ」と思っても、その場では必ず「ダメだ」とけなしてその場を去る。
  • 数週間後を待つ -それば本当に優れたアイデアであれば、数週間後、ジョブズはみんなもとにやってきて、他人のアイデアを自分が考え出したかのように平然と「すごいことを思いついたぞ」と言って話し出す。
  • こうして数週間前にはダメだったはずのアイデアは、ジョブズのものとなっている。もともとの発案者は、彼に命じられてアイデアの実現にとりかかることになる。
  • もともとだれが考えたかなんてジョブズには関係なく、「そのアイデアのよさに気づいたのは自分なんだ」「それを現実のものにできるのは自分だけなんだから」というわけだそうだ。
    
この話を聞いて、まずは 
「アイデアの発案者を大事にすることが重要である。アイデアを盗むのはけしからん」と思った。しかし、もう少しよく考えてみると次のようにいろいろ考えることもできることに気がついた。
  1. 「アイデアが意味を持つ、実際に世の中で役に立つまでの形となるのは何時であろうか」
  2. まず、「ちょっとしたアイデアからの飛躍が必要」 -ちょっとしたアイデアは、多くの人が思いつく。大きな発明も「そういうことは考えたことがある」と多くの人が思うようなアイデアから 成り立っている。それを役に立つ製品に結びつけるためには、○いくつかアイデアを組み合わるとか、シチュエーションを変えるとかいうようにアイデアとして成熟させること。
  3. さらに、「役に立つ製品をつくれるようにすること」 -システムを考案すること(会社、PJチーム、必要な専門性を明らかにする)。システムを作るため多数の人の協力を得ることができるようにすること(説明する、説得する、出来上がりの形を見せる等‥
  4. 多くの人が思いつく「ちょっとしたアイデア」と「世の中で役に立つまでの形にした人」とを区別することは実際には難しい。
ジョブズは、役に立つブレイクするアイデアを嗅ぎ分ける才能が優れ、かつ役に立つ形を作る自信が強いのであろう。ジョブズは人にアイデアを出すことを鼓舞する力はあるのだろうが、アイデアを出した(と思っている人)には冷淡であるというのが実際であるように見える。それは、製品にするまでの大きな峡谷を何度も渡ってきた彼には、人が話しているアイデアは「まだまだ役にたつ形ではない」と見えてしまうからということではないか。それが「スティーブジョブズ 神の交渉術」を読んでいる途中の感想である。

  • ご飯、サーモン刺身、島らっきょ(生)、揚げと茄子の煮物、納豆

金曜日, 3月 30, 2007

年度替わり

  • 今日で06年度が終り。この一週間は風邪気味で調子がもう一つであったが、こうしている間にも来年度はある程度大きな変化がありそうだ。
  • 今勤めている職場もまだ形は見えないが、変わりそうだ。いろんな意味で風当たりも感じるだろう。このブログであるべき変化、考えることを書いておこう。
  • ビール、お好み焼き、ベビーホタテ、マカロニサラダ

木曜日, 3月 29, 2007

今年のブログ

  • 今年、やってみたいこととしてAdsenceがあった。そろそろやってみたら面白いかもしれない。
  • ブログの内容は、食事、出来事、それらに対して考えたことであるが、読んだ本の感想、本や映画の内容によって歴史や環境問題などいろいろである。何が中心となっていくか、どんな内容がでてくるか楽しみである。
  • お好み焼き、餃子、キムチ

水曜日, 3月 28, 2007

技術者のやる気をそぐ3つの原因

  • 技術者のモチベーションを下げる原因には大きく3つあるそうである(経営の情識 第47回)。
  • そのまま引用すると、

  1. 研究開発の活動を事業化になかなか結びつけられない。
  2. そもそも研究開発の前提となる事業戦略が他社の後追いか横並びである。
  3. 稚拙な成果主義の導入に見られるように、技術者をきちんと評価できない。

  • うまくまとめてあるなあと思った。3つの程度の差はあるかもしれないが、これはこのまま私の所属する会社にあてはまるかもしれない。
  • このような問題を克服するのは容易ではない。このような横並び、あるいは自身の立てた目標をこなすため汲々としていて根本的な問題として認識するまでも至らないことがあるのではないか。
  • うなっていても始まらない。自分たちで考えて答えを探していくしかない。
  • ご飯、コロッケ、大根漬物、餃子、スープ(春雨、ニンジン、筍、カニ蒲鉾)

火曜日, 3月 27, 2007

ホワイトアスパラ

  • 「ホワイトアスパラはうまい」ということを聞いたことがある。そのとき以来興味をもっており、この間コストコで売っているのを目撃した。そうしたら、日経BP L-Cruiseの記事で「ホワイトアスパラのムニエル」と言う記事を見つけた。
  • これは試してみねばなるまい。
  • 焼そば、揚げ豆腐、春雨スープ

月曜日, 3月 26, 2007

買った本

  • 帰りに本屋によって、目に付いた「スティーブ・ジョブズ神の交渉術」と「教育力」を買ってきた。
  • スティーブ・ジョブズは、私がパソコンを始めた頃、FORTRANを大学で習ってMS-DOSやBASICが使いやすいなと思っていた概念を覆すマッキントッシュを作った天才として知った。その後、Appleを追い出され私の視界からは消えていたが、ちょうどアメリカに留学していた時にどうしようもない状態に陥っていたAppleに舞い戻り、1年ほどの間にiMacをヒットさせAppleを立ち直らせた。同時に経営していたPixarも大成功を収めたかと思ったら、今度はiPod+iTunesで音楽の世界にも革命を起こしてしまった。
  • 10年ぐらい前から、この天才はどこがすごいのだろうと、いくつか本を読んだが、プレゼンをしたらファンが列をなし、彼の口から語られると人々もその夢に浮かされるという力をもつ。しかし、正義を貫くといったタイプではなく、自分の考え(夢)を実現するため、態度を変えたりする。まわりからは大変やりにくい人物というような評判だ。今度は本で、彼のすごさが、少しわかるかもしれない。
  • 「教育力」の著者、齋藤孝氏は、私の好きな方の一人だ。本を読んで読後感がいい。声に出して読みたい日本語等、音読の実践や「〇〇力」という能力の名づけ等、着眼が面白い。
  • ご飯、クリームコロッケ、厚揚げ/白菜/糸こんにゃくの煮物、キャベツの漬物、納豆

日曜日, 3月 25, 2007

スポーツ、環境問題

  • 昨日は、サッカー全日本がペルーに勝ち、女子フィギアスケートが安藤選手、浅田選手の1,2フィニッシュというまことにうれしい日でした。
  • 浅田真央選手のフリーは全く素晴らしく、全ての演技の中で一つ抜きんでている気がしました。キム・ヨナは腰を痛めているのがでたのでしょう。きちんと治ればこれからもいい勝負がみられそうです。
  • しばらく調子を落とし、腰痛に苦しみ、期待されながら実力を発揮できない状態が続いていた安藤美姫選手は安定した演技を見せました。よく立ち直ったと思います。精神的にきつかった時にも、自分を見失わずに努力を続けてきたのだと思います。最後に登場して自分の実力を発揮できたことで本当の精神力を見せたと思う。来年の4回転は本当に楽しみ。

  • タカジンの「そこまでいって委員会」で出てきた名古屋大の武田教授が出ていた。教授がいう「リサイクルで行っているゴミの分別は資源の節約になっていない」というのは、直感的には納得した。努力の方向がズレているというのはよく感じることだ。一方、話の中で出てきた、地中の温暖化が進んだ時の海面がどうなるかと言う話は少し理屈がわからなかった。
  • 「北極の氷が溶けても海面は上昇しない」:これは、北極は海に浮かんだ氷なので、理解した。
  • 「南極の氷が溶けたら海面は上昇するのではなく、下降する」:番組中で説明があったが、理屈がよくつかめなかった。IPCCの報告(?)でもでているそうだから理由を理解しておきたい。
  • 子供が夜から調子が悪くなったと思ったら自分も鼻が詰まるし、頭がぼーっとしている。ゆっくりして早く寝ることにしよう。
  • (昼)ご飯、野菜炒め、松茸の味お吸い物、豆腐、キムチ

土曜日, 3月 24, 2007

本物

  • 珍しく家族全員が出かけてしまって、午前中は一人で家にいる。静かな休日なので、ゆっくりしたことでも書いてみる。
  • 城山三郎さんが逝去された。城山さんの作品は、就職するときに何冊か読んだ。当時は、大学院から企業へ、学問の世界からビジネスの世界へ棲む世界が変化するため、生息する社会の論理を学ばねばみたいな考えだったと思う。今から思うと、自分の考えは当時からあまり変わっていなくて、サイエンスといっても、本物とエセサイエンスもあるし、ビジネスといっても、粉飾決算の捉え方でも基準がいい加減だったり(なんで日興証券は上場維持なの?)で、要は本物でないとダメなんじゃないということ。
  • 城山さんは、「官僚たちの夏」だとか、「落日燃ゆ」だとか、大きな人物の本心に迫ると言った感じがあって好きだった。「本物のサイエンスと言っても、現実の世界で役に立つ、すぐには役に立たなくても、実証できることを元に考え実行できる人物を育てる等、大きな意味で人のためになるようなものでなくてはならないのかな」といった考えを抱かせてくれたのが、城山さんだったかもしれない。
  • (昼食)塩焼きそば

金曜日, 3月 23, 2007

飛行機の遅れ

  • 羽田からの伊丹行き最終便に乗ったら、出発時間(19:20)を20分以上過ぎても動き出さない。ようやく動き出したかと思ったら、滑走路に行くまでまた長い時間がかかり、離陸が20:05、伊丹に着いたのは20:50を過ぎていた。
  • 離陸した後、副操縦士から説明があり、誘導路にオイル漏れがあって使用できない箇所があったところへ、離陸待ちの飛行機がたくさん合って込み合っていた(これはいつものこと)ため、渋滞となったからということだった。
  • 冷静に考えたら、「しょうがないなあ」というところだが、ぜんぜん動かない飛行機で待っているというのは気持ちが良くない。何か他の飛行機が問題を起こしたかななんて想像してしまう。
  • まあ、オイルを漏らしたぐらいの問題だから、と言っていいのかどうかわからないが。とりあえずはたいしたことがなかった。
  • 伊丹に、19:20発の飛行機に乗るからと、妻に待っててもらったのに連絡できず、うんと遅れて着いたことが一番痛かったりして--。
  • ご飯、スーラータン、花シューマイ、キムチ

木曜日, 3月 22, 2007

浜松町で食事

  • 浜松町のモノレールの駅のあるビルの1Fで食事。
  • ここは、安い食堂が並んでいる。営業本部にいたころ先輩に教えてもらったところだ。昼には利用したことがあったが、このぐらいの時間(20:00頃)に来たのは初めてだ。一杯やっているサラリーマンで一杯だった。ほとんどが、仲間と連れ立って生ビールかお銚子を前にメートルが上がっている。その中でお酒も飲まず普通の定食を食べた。(これから筑波までいくのに、あんまり飲みたくなかったから)

水曜日, 3月 21, 2007

げんこつ(3/20-21)

  • ラーメン屋さん「げんこつ」で昼食。
  • 「げんこつ」はチェーン店でいくつお店があるのか知らないけれど、何度かいったことのある豊中桜の町店と違って、上津島の交差点の近くにあるお店にいった。博多ラーメンの大盛りを食べた。
  • いわゆるとんこつラーメンで、もやしとチャーシューがのっている。ここのラーメンは子供も好きである。チャーシューもおいしい。
  • 「こんなにすごい日本人のちから だから日本の未来は明るい」(日下公人著)を読んでいる。
  • 著者がされていた東京財団の政策提言研究誌「日本のちから」の巻頭言をまとめたものだそうである。一言でいえば、「日本精神に立脚した意のある政策提言をしよう」というようなことが書いてある。といっても、中身はたいそうわかりやすい。
  • 例えば、麻雀をひいて、「昔は麻雀をして物事には「運」があることが身にしみてわかってもので、何事にも運があると知っている人は、同時に理屈には限界があるとわかっていた」と麻雀の効用を説かれる。
  • 会社の意思決定でも「やってみなければ分からない」と言うと、多くの人が賛成して市場分析や成功条件の列挙は中断になりすぐ実行が始めた。すんだことの話に賛同者はいなかった。
  • 等とどこかの会社をあてこすられているような気になる。著者は政策提言だから、審議会や政策勉強会に刃が向かい、
  • 政府の審議会や政策勉強会でその人たち(麻雀をあまりしなかった人)と再会すると、久しぶりに麻雀をしない人の発言を聞いて懐かしかった。---
  • この後は、本を読んでもらったら良いのでこの辺でやめておく。

月曜日, 3月 19, 2007

CO2濃度と気温のグラフ

  • 「不都合な真実」に引用されている最もインパクトのあるデータは「昔と比べると氷河が小さくなっている写真」かもしれないが、最も説得力のあるデータは「65万年前から現在までの二酸化炭素濃度のグラフ」であると思う。このグラフには世界の気温も並べて載せてある。二つのグラフはぴったり重なり合う。
  • 二酸化炭素濃度の測定は南極の氷の中に閉じ込められた過去の空気を測定したものだそうだ。このグラフには何もしなかった場合の45年後の二酸化炭素濃度が記入されている。現在、二酸化炭素濃度は過去65万年間の記録のどの点よりもずば抜けて高い(300PPMを超えている)が、45年後には600ppmを超えてしまう。
  • このグラフの出典を「不都合な真実」(アル・ゴア著、ランダムハウス講談社刊)でみると、Science誌となっている。ざっとScienceのバックナンバーを見てみたが、どの論文なのかわからなかった。時間があるときに原典にあたってグラフを手元に持っておきたい。

  • 玄米ご飯、カレー、ポテトサラダ

日曜日, 3月 18, 2007

受験勉強

  • 来年大学受験の子供と一緒に、近くの予備校に講習の資料を探しに行った。休みの間にでも普段の友達以外に、新しい友達と刺激を受けるのもいいかという親の考えだ。のんびりしているようでも、大学受験のことはいろいろ考えているようで、子供も素直に同意した。しかし、望みの科目は時間があわず、この春休みに講習に参加することは難しそうだ。
  • 朝のテレビ「サンデープロジェクト」では「百ます計算」の陰山先生が出て、学力と「早寝早起き」の関係が深いとの話。子供にはいつも、「生活習慣そのものが大事なのだ。本当に好きなこと、自分に向いていることを見つけるために勉強の習慣をつけるのが重要だぞ」と言っている。陰山先生、あなたのいうとおり。でも子供に伝えるのは難しい。

  • ご飯、餃子、海老の蒲鉾、高野豆腐、レタス/豆腐/ホタテサラダ、ままかり酢漬け

土曜日, 3月 17, 2007

大阪府中央卸売市場

  • 茨木市にある大阪府中央卸売市場に行って来た。
  • 毎年一般の人が入って買い物ができる日があり、今年もその時期だった。調味料を扱っている店、乾物、魚、野菜等‥、種類が多くみているだけで面白い。
  • 難点は目移りがしていろいろ買いすぎてしまうことだ。気がついたら手に一杯の荷物。海老がたくさんのった蒲鉾が楽しみだ。
  • ご飯、豆腐、クリームコロッケ、春雨サラダ、漬物

金曜日, 3月 16, 2007

お金の正体

  • 「お金の正体」(日下公人著)を読んだ。
  • 氏によると、「日本人は貸したお金は返してもらえると思っている」が国際社会では簡単に通用するわけではない。日本の常識では「貸した金を返せ」と言う方が強いが、外国の常識では、「返せないからどうぞ担保を処分してください」と言える債務者のほうが強い。
  • つまり相互信頼が驚異的に強い日本国内と違い、国際金融では借りた金をなるべく返さないのが常識だというのである。強制徴収してくれる裁判所も警察もない。国際常識では踏み倒す国に対して債権国は取り立てのため時には軍隊を派遣することになる。
  • 心優しい日本人がこの国際金融の正体を実感し始めているので、今後は実務的・実際的・現実的に考えるようになる。あと足りないのは、それを肯定するコンセプトがない、氏の言葉によると「百尺竿頭一歩をすすめて」発現する思想的リーダーの出現が待たれるということである。
  • ここからは私の想像だが、そういうリーダーは団塊の世代ではなく50以下ぐらいの世代ではないか。安倍総理が国民から期待されているのも、このような文脈であると思う。政治家、実務家、実業の世界での変化は起こってきている。明治維新以後の大きな日本の変化には、吉田松陰のような思想的リーダーとそれを体現する高杉晋作が必要なのだろう。

  • (夕食)親子どんぶり、レタスサラダ、山くらげ、冷奴

木曜日, 3月 15, 2007

天候

  • ここ数日は気温が低い。3月の始めごろから薄いコートに変えていたのだが、数日前からまた厚めのコートに戻ってしまった。
  • 風邪を引いたわけではないのだが、どうも調子が悪い。良い気分転換が必要だ。
  • 玄米ご飯、マーボ茄子、冷奴、塩さば

水曜日, 3月 14, 2007

ホワイトデー

  • 家族からもらったチョコレートのお返しに、喜八州でぼた餅を買ってきた。
  • 喜ぶと思ったら、子供達はあまり気に入らなかったようだ。もち米のご飯のつぶつぶが残っているのがあまり好きでないらしい。酒饅頭の方がいいらしい。
  • 身近な人でも喜んでもらうのは難しい。
  • すし、鱧皮ときゅうりの酢の物

火曜日, 3月 13, 2007

お疲れモード

  • 先週月曜から飲み会をやったのと、2回(東京、筑波)出張したためかお疲れモードに入ってしまった。こんな時は早く寝るに限るのだけれど、読みたいとおいておいた本を手にとってしまう。早く寝れるとよいのですが---。
  • 玄米ごはんのカレーライス、シューマイ、マカロニサラダ

月曜日, 3月 12, 2007

先輩の話、組織の話

  • 出張で来たA氏といつものように四方山話。
  • O氏の定年講演の話、締めは高杉晋作の辞世の句、「おもしろきこともなき世をおもしろく(棲みなすものは心なりけり)」と松山千春の「大空と大地の中で」だったと教えてあげると、聞きたかったなと残念がっていた。大阪の中だけで連絡されており、彼のところには連絡がなかったからだ。
  • 「学習する組織」の話になって、「フィールドブック 学習する組織 5つの能力」を見せたら、中をぱらぱら見て、ここのところは研修でやったことがあるとの話。あんまり人にしゃべっていると、しっかり読まないと恥ずかしい思いをしそうだ。
  • お好み焼き、蛸/めかぶ/きゅうりの酢の物

日曜日, 3月 11, 2007

「切磋琢磨」しあえない日本の科学研究

  • 先日届いたBTJ /HEADLINE/NEWS 2007/03/09 THE PRIME MAIL 第959号に登場された産業総合技術研究所の倉地さんの文に「我国の競争的公的研究費配分システムには深刻な欠陥がある」との指摘があった。BTJのメールをとっておられない方のため少々冗長になるが、メール内容も含め感想を書く。
  • 氏は米国の大学で30数年間、第一線で研究、教育活動に従事され、日本(産業総合技術研究所)に戻られてから6年になるそうである。帰国当初の浦島太郎状態から、慣れてくるに従い、本物の逆カルチャーショックを感じ始めたそうである。「その違和感の実態が明確に見えるようになるにつれ、そろそろ玉手箱を開けてみるか、と言う誘惑を覚えているところである」として、ご自身の例を挙げられている。
  • 氏が帰国する直前に、長い間未知であった新研究領域の扉を開く発見をされ、多額のNIH研究費も獲得された。経済産業省の招聘を受けて期待感を持って帰国された。ところが、日本では研究費が獲得できず、その理由も明確に知らされない現状であったということである。氏の表現では、下のごとくである。
  • 「驚く事に、研究費申請の審査コメントは、“この分野に当てはまりません”を始め、意味不明のごく短いものやコメントが無いものばかりである。遂には、どうやら審査システム自体が本当に何かおかしいと実感するに至った。これでは正に行き止まり道で、一体何が問題なのかさえ分からない。米国NIHの研究費審査では、研究費が獲得出来ようが出来まいが、審査委員会が責任を持って書く数ページに亘る論理的で詳しいコメントが研究者に戻され、研究向上にもしっかり役に立つのである。この日米間の差は、夫々の研究社会が共有する価値観の違いであり、進歩する社会
    と進歩しない社会の違いを端的に表している。」
  • 氏の言いたいことは、日本の研究支援(研究費獲得の仕組み)には切磋琢磨しあうことができない仕組みとなっているということであると思う。
  • 私を含め多くの研究者がこのような問題を感じていると思う。ではいったいどうして行けばよいのか、氏の今後の意見をよく拝聴したい。

  • とんこつラーメン、豆腐、野菜炒め、めかぶ

土曜日, 3月 10, 2007

外出しないで読書とうどんうち

  • 昼ごはんにうどんを打つ。3月に入って最初が暖かかったので、少し冷えると寒く感じるが、おそらくこれが普通の温度であろう。また暖かくなるらしい。桜がさくのも早そうだ。
  • 寄せ鍋、うどん

金曜日, 3月 09, 2007

くわっちー家(堀留町)

  • 出張で日本橋まで来たので、近くの沖縄料理の店「くわっちー家」で昼食。
  • ジューシ-メ(沖縄風炊込みご飯)とおかず一品(へちまのチャンプルーだったかな)+ソーキそばの「くわっちー定食」(980円)を食べた。沖縄に行った時(4,5年前)に食べて以来、久しぶりに沖縄そばを食べて満足した。タコライス、ミミガー、海ブトウ、そしてゴーヤーチャンプルー等も食べたかったが、くわっちー定食だけで十分なボリューム。またの機会としよう。
  • 食べ終えて、人形町の方に向かって道路を横断した。ふと、ビルに入っている店の名前をみると「野らぼー」とあるではないか。東京で有名な讃岐うどんの店のひとつである。私はまだ入って事がないが。今度この方面に来た時に入ってみたい。

木曜日, 3月 08, 2007

理科年表 環境編

  • 面白い本を見つけた。とは言ってもそんなに変わった本ではなく良く知られたデータ集だ。地球環境に関する様々な科学データを集めた理科年表があることは知っていたが、環境への関心の高まりを背景に「理科年表」別冊として、出すことにしたのだという(昭和18年1月発行)。環境変化を時間的変化と地理的な広がりにおいて捉えたデータが集められている。
  • 「不都合な真実」を見てもっと多くのデータをみたいと思っていたが、最適な本を見つけた。じっくりとさまざまなデータを眺めてみたい。チラッとみただけでも、面白そうなデータがずらりと並んでいる。こんなデータが集められていたのかと言う感じだ。かなり楽しめそうだ。
  • 親子丼、マツタケのお吸い物、ミンチかつ、餃子

水曜日, 3月 07, 2007

気象データの利用

  • 環境問題を考える際に最も利用できるデータは気象データであろう。
  • 気温、降水量、風、雲。
  • これらは、世界各地、人工衛星、etcで観測されている。毎日、毎時の世界データを集め、経時的に分析すればそれだけですごい情報になるはず。
  • Googleは、Stanfordの大学院生がネットワークを研究しそれを使ってビジネスができるはずと始めたものだと聞いている。ネットワークを深く研究したところから、これまでにない検索システムができたのであろう。
  • 気象を解析するためには、流体力学他の物理的な法則、地球規模になるためマクロな事象を扱う法則等が必要なのだろう。それらの物理的な基本法則の進歩は進歩として、もう少し別のやり方がるのではないだろうか。例えば地球規模のネットワークを使って、多くの気象データを即時に解析し、応用することができるかもしれない。
  • (夕食)ご飯、クリームシチュー、山くらげの油揚げの炒め煮、キャベツの浅漬、納豆

火曜日, 3月 06, 2007

浅草、洋食屋「ヨシカミ」

  • 東京方面に出張した時、浅草で泊まることが多い。会社の研究所が筑波にあり羽田と筑波へそれぞれ電車一本(羽田:東急、筑波:筑波エクスプレス)でいけることが理由のひとつである。ブルーウェーブインに良く泊まるが、日本橋や秋葉原のホテルと比べるとやはり安い。浅草によく行きながら、泊まるだけでレストランを利用したことがほとんどなかった。
  • 今日、同僚T氏とレストランに入った。出張から泊まりまで一緒だったので、夕食を一緒にとろうとTX(ツクバエクスプレス)浅草駅を降りてブラブラ歩いた。T氏が「ヨシカミ」という店に気がついた。羽田空港に出ている店だそうである。
  • 昔の面影を残した洋食屋である。そんなに大きな店ではないのに(テーブルが6-7?とカウンターが10人ぐらいかな)、調理する人、会計、給仕する人等が一杯いる。少なくとも全部で7-8人いたように思う。使ってる鍋や調理の道具が年季が入っているし、使っている調味料、ケチャップなんかも昔からのもの(みたいに見えたのは雰囲気からか?)。
  • カキのムニエルを食べた。おいしかった。こういう店は、江戸の下町でガンコな職人がやっているという感じがした。大阪では、ちょっと違うんじゃないかな。あまり入ったことはないけど、道頓堀なんかには古い洋食屋もある。今度機会があったら入ってみて、言葉以外の違いを感じてみるのも面白いかもしれない。

月曜日, 3月 05, 2007

同期会

  • 東京駅の近くの飲み屋さん(伊太飯酒場 ちょこ座伊菜)で同期会があった。
  • 大阪から筑波の会議に出てから会場に向かった。風が強かった。東京駅では房総線の特急が全て運休という放送があり、かなりの影響も出ているようだ。朝羽田に着く時、どうも途中で着陸する滑走路を変え、いつもはしない右旋回をしていたような気がしたが、風の影響で滑走路の使い方も違っていたのだろうか。夕方、羽田に着いた同期会のメンバーは「飛行機はかなり遅れ(30分)、着陸の時、滑走路が一本しか使えないため遅れるとの説明をしていた」と伝えてくれた。
  • 出席者は20名あまり。関東近辺に職場があるメンバーが中心で、初めて会うメンバーも多かった。その場では何とか、顔を覚えたが、名前まで一致できるかどうか。人の顔と名前を覚えるのはなかなか難しい。

日曜日, 3月 04, 2007

アル・ゴア(ゴアの名前の由来は?)

  • 映画の「不都合な真実」を見てきた。
  • アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞してやはり見ておくべきだろうと思ったからだ。地球温暖化に関して取り組み、政治活動、講演活動を続けているアル・ゴア氏の講演内容を映画化したものだ。最近ゴア氏が来日したり映画やほんの広告もあるので、使われている写真やグラフ等は眼にしたことがあるものも多いと思う。
  • 現在、本を読んでいる途中なのだが、映画でみるとプレゼンテーションの工夫など新たに気づいたところも多かった。本題はこのブログでも何度か書いたので、2,3点のみメモしておく。
  • 氷河が溶けていることを示す写真や、ハリケーン(台風)等のニュース映像がアピールする力が強いため最初に使っている。それは当然と思うが、温暖化の原因であるCO2濃度上昇のデータの示し方はかなり工夫の跡が見られる。まず、大きくギザギザの折れ線のみを示し、夏と冬でのCO2濃度の変化を強調している。北半球の方が陸地が多いため植物の呼吸(光合成)が大気中のCO2濃度に影響するそうだ。このギザギザは、大気は有限でありガスの濃度はこれぐらい変化しやすいものだということを示している。また、さらに近年の経年変化が如何に大きいかを示すためには、自らリフトに乗って、巨大なグラフの現在位置と将来変化の大きさを高さで実感させている。
  • もう一点は環境問題から離れるが、「ゴア」という名前について。クリントン時代の副大統領だったときから「ゴア」と聞いてマグマ大使の敵役、宇宙の侵略者のゴアのことが思い出された。どうも、私のような日本の中年以上の男性にはそのような人が多いのではないだろうか。ゴアさんも、ゴアという苗字の由来を説明して、マグマ大使のゴアとは違うよということを理解させたら、日本でのイメージがあがるかもしれない(そんな必要はなく大きなお世話でしょうけど)。
  • ついでに脱線。マグマ大使での「ゴア」の名前の由来はどこからだろうか?マグマやアースは地球と地底の溶岩だから、モル(奥さん)は、おそらく科学(化学)という連想だろうが、ゴアはよくわからない。(蛇足:ガム-子供-はマグマ大使の提供がロッテだったかららしい)知っている人がいたら教えてほしい。
  • (夕飯)玄米ご飯、イカナゴの釘煮、蛸のマリネ、赤エビのおつくり、水餃子

土曜日, 3月 03, 2007

「学習する組織」の勉強

金曜日, 3月 02, 2007

会議

  • 朝から夕方前まで会議。それほど、白熱したというわけではないが、こまかいところをきちっと押さえておく必要があるところが多く、なんか疲れた。なので、今日はこれだけ。
  • ドリア、豚汁、さば明太

木曜日, 3月 01, 2007

ビル・トッテン氏のコラム

  • ビル・トッテン氏のコラムが面白いという情報を手にいれたので、見に行って最新の記事(No.768新春の集い ~脱欧入亜~ 講演録)を読んでみた(ビル・トッテン氏コラム)。
  • 古き日本の良さを愛していることが伝わってくる。日本人より日本的で、しかも客観的に見ている部分もあると言う感じである。氏は脱亜入欧という言葉が嫌いだそうだが、言われてみて初めて気がついた。「アジアを卒業して西欧の仲間入りをしたことを誇らしげに」言うとは、アジアの人達に聞かれると恥ずかしい。日本人はこの恥ずかしさになかなか気がついていないと思う。
  • 気候変動についての意見はそのとおりと思うところと、そうは思っても人を動かすところまで行かないかなと思うところがあった。
  • 面白い話が多い、ちょっと拾ってみただけで、「江戸は再生可能なリサイクルの時代だった。」「 もう一つの解決策は生活の速度をおとすことだ。」「法人税や相続税が減税された。---- 江戸時代はそうではなかった。当時は士農工商という制度によってお金をたくさん持っていても商人は身分が低く、したがって政府を買収することはできなかった。」「 金持ちが必要以上にお金を手にしたら、それを確実に投資する先は有限の土地である。-----金持ちが権力を持つにつれて、政府は土地から税金を取らないようになってきた。」等‥。
  • これらの意見はじっくり考えてみたい。
  • ご飯、炒り豆腐、メカブ、しめ鯖、ジャガイモのグラタン